アトミック・ベティのあらすじ・作品解説
「アトミック・ベティ」はカナダの子供向けテレビアニメで、日本では2006年2月からカートゥーンネットワークで放送された。第3シーズンまであるが、そのうち日本で放送されたのは第1シーズンのみである。 主人公のベティは普段は普通の女子中学生だが、実は宇宙で活躍する銀河警備隊の一員である。事件が起きると警備隊のディギル司令官の要請を受けスペースクルーザーに乗って現場へと駆けつけ、スパーキー・X-5といった仲間達と共に事件解決に奔走する。武器はいつも身につけている腕時計型のブレスレット、そしてタム・カヌーシュ師匠から教わった空手で事件に挑む。ベティに対峙するは自称・邪悪な大君主マキシマスIQで、猫型の宇宙人である。宇宙征服をたくらみ様々な手段で銀河警備隊に挑むがその度に失敗に終わる。 1話完結型で、宇宙での事件を解決することで地球で起きていた揉め事も解決、ハッピーエンドという流れが定番のヒーローアニメである。
アトミック・ベティの評価
アトミック・ベティの感想
独特の雰囲気が漂うアニメ作品
カナダ制作のアニメ日本のアニメ作品とは、雰囲気が全然違うように感じられます。ショートアニメである点もあり、展開が早く、内容が詰め込まれた作品だと思いました。1話が10分ほどのアニメ作品ですが、観ていると信じられないくらい時間が長く感じます。日本アニメ作品だと30分かけて制作する内容を10分にショートカットしている印象です。無駄な場面がありませんので、ストレスフリーです。無駄がない分、物語本筋から進行が逸れることもないように思えます。そして、紙芝居感覚のアニメーションなので、体感スピードが速いのだと考えられます。日本アニメ作品でいうと、ギャグアニメが近い構成で描かれることが多いのではないでしょうか。しかし、「アトミック・ベティ」はほのぼのとさせる雰囲気を打ち出していますが、基本路線はヒーローものです。ヒーローものというジャンルで、こういった描き方をされるアニメ作品が、とても新鮮だと思いま...この感想を読む