君は、これまで一人で戦ってきた。それは偉大なことだ。君は服従を強いられながら耐えてきた。それは、勇敢さと、忍耐の要る大変な戦いだ。これからは、俺が一緒に戦う。
ウフコック=ペンティーノ
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「マルドゥック・スクランブル 圧縮」は2010年に公開された劇場アニメ作品。 日本SF大賞を受賞した冲方丁の小説「マルドゥック・スクランブル」を原作とする全3部作の第1作目にあたる作品である 大企業オクトーバー社の汚れ役を引き受ける男・シェルの手によって命を落としかけた少女バロットが、生命保護などの目的に限って封印された科学技術の使用を認める特別法(マルドゥック・スクランブル-09法)によって蘇生。電子機器を操る超人的な能力を得て、相棒のネズミ型万能兵器ウフコックと共に自分を陥れたシェルを追っていくSFハードボイルド物語である。 本作ではバロットが陰謀に巻き込まれていく過程、暗殺集団「バンダースナッチ・カンパニー」やウフコックの戦友ボイルドとの戦闘が描かれる。なお主人公・バロットの少女娼婦という設定や、臓器フェティシストなどのグロテスクな表現も含む作品でもあるため、本作は劇場公開時はPG12指定、BD版ではR18+指定を受けている。
世界観について舞台は未来のここではない世界になります。科学技術が発達し、ビルとビルの間を透明な道路が行きかい、人間ではない存在が多数登場します。美しい舞台背景と超上的な撃戦、そして登場人物が非人間的な身体能力であるにも関わらず、人間的なやりとりがこのアニメの見どころです。物語は主人公のルーン・バロット(CV.林原めぐみ)とショーギャンブラーのシェル・セプティノス(CV.中井和哉)が、摩天楼の間を走る車の中で会話するシーンから始まります。この時、バロットは長髪のどこか蠱惑的なまだ大人になり切れていない少女であり、シェルも危うい空気を漂わせていています。この後、バロットはシェルに体を焼かれてしまい、バロットはドクター・イースター(CV.東地宏樹)に命を救われるかわりに、自分の体を焼いたシェルを追い詰めていくことになります。前半はバロットが命を救われてから、黄金に輝くネズミ、ウフコック・ペン...この感想を読む
ストーリーが少しわかりにくい。マルドゥック・スクランブルは最初に主人公が殺されるところから始まります。そしてわけもわからず生き返って人ではなくなり、自分の命を狙う敵と戦います。マルドゥック・スクランブルには原作があるのですが、私は原作は読んでいません。そんな私がこの作品を見て、最初に思ったことはちょっとストーリーがわかりにくいということです。それは、作品を通してなぜそうなるのかという説明が少ないからだと思いました。全体的に雰囲気はいいのですが初見の人には難しいですね。眠くなります。また、最初から最後までなにがテーマだったのかがわかりません。普通物語には大きなテーマというものがあります。映画ならばなおさらそのテーマが重要になってくると思うのですが、マルドゥック・スクランブルでは最後までなにがテーマだったのかわかりませんでした。終わりまでふわふわしていたた印象です。キャラクターが魅力的この...この感想を読む
ウフコック=ペンティーノ
自分を焼き殺そうとした男の裁判が開かれることになったが、生きる意味を見つけられないバロットに、相棒となったネズミがかけた言葉。
ウフコック=ペンティーノ
裁判の証人であるバロットの命を奪うため、繰り返し送り込まれる刺客。混乱する彼女にかけた言葉。