私の総合的な評価
ストーリーが少しわかりにくい。
マルドゥック・スクランブルは最初に主人公が殺されるところから始まります。そしてわけもわからず生き返って人ではなくなり、自分の命を狙う敵と戦います。マルドゥック・スクランブルには原作があるのですが、私は原作は読んでいません。そんな私がこの作品を見て、最初に思ったことはちょっとストーリーがわかりにくいということです。それは、作品を通してなぜそうなるのかという説明が少ないからだと思いました。全体的に雰囲気はいいのですが初見の人には難しいですね。眠くなります。また、最初から最後までなにがテーマだったのかがわかりません。普通物語には大きなテーマというものがあります。映画ならばなおさらそのテーマが重要になってくると思うのですが、マルドゥック・スクランブルでは最後までなにがテーマだったのかわかりませんでした。終わりまでふわふわしていたた印象です。
キャラクターが魅力的
この作品は魅力的なキャラクターが多いと思いました。まず主人公のルーン=バロット(林原めぐみ)が一番魅力です。美少女でどこか危うい雰囲気を持っているバロットにはどこか惹かれてしまうものがあります。 過去に父親から性的暴行を受けていたという点も見ている人の同情を引きます。また、何回か衣装チェンジをするのですが、その格好もまた可愛いです。次にウフコック=ペンティーノ(八嶋智人)です。よくネズミの姿ですが、バロットの衣装になったり武器になったりする兵器です。人間の姿になっているというわけではないのになぜこんなにもカッコいいのか!と思います。この作品の中で一番のイケメンです。メインキャラクターはこの2人なのですが、敵役もなかなか魅力的です。私が一番好きなのはシェル=セプティノス(中井和哉)というキャラクターです。この人は少女を殺し、その骨をブルーダイヤにして指にはめたり、映画の冒頭でバロットを殺したりと救えないクズです。しかしどこかかわいそうな過去があったり作品で一番の悪役ではないところなどから女性受けしそうなキャラクターです。この他にも敵味方関係なく素晴らしいキャラクターがたくさんいます。
戦闘シーンの躍動感がすごい。
マルドゥック・スクランブルには何回も戦闘シーンがあります。バロットが超人的な動きや銃さばきで敵を倒していく姿には圧倒されます。また演出もよく、バロットがナイフを持った敵にナイフで戦っていた時スローモーションになって相手のナイフにぶつかったときは鳥肌が立ちました。
- あなたも感想を書いてみませんか?
- レビューンは、作品についての理解を深めることをコンセプトとしたレビューサイトです。
コンテンツをもっと楽しむための考察レビューを書けるレビュアーを大歓迎しています。 - 会員登録して感想を書く(無料)