百合星人ナオコサンのあらすじ・作品解説
アニメ『百合星人ナオコサン』は、「月刊コミック電撃大王」2005年5月号から連載がスタートしたkashmir(カシミール)の同名漫画を原作とするOVAで、2012年2月15日にBlu-rayとDVDがリリースされた。このアニメは、アニプレックスとufotableが手がけたアニメ作品レーベル「アニメ文庫」の第1期作品に当たる。監督は竹内哲也が務め、ufotableによって制作された。なお監督を務めた竹内哲也は、監督のみならず、脚本、キャラクターデザイン、演出、作画なども担当した。 アニメ『百合星人ナオコサン』は、「百合星」という惑星からやって来て地球の総百合化を目論む異星人・ナオコサンが巻き起こすコメディアニメである。そしてナオコサンは、女子中学生・みすずの家に住み着いてしまい、みすずはナオコサンの非常識な言動に振り回されることになる。 また、タイトルには百合が付いているし、ナオコサンは総百合化を目論んでいるはずなのだが、このアニメにはBLネタや下ネタ、男の娘ネタ等も盛り込まれている。
百合星人ナオコサンの評価
百合星人ナオコサンの感想
どうして百合なんだろう!?
百合星人について考える「百合(ゆり)」とは、このOVA作品においては、花である百合を指すものではないと考えられます。百合には、もうひとつの意味が潜んでおり、女性同士の同性愛を意味します。しかし、当の本人であるナオコサンに、そのような傾向はないように感じられるのです。ナオコサンの好みや興味は、性全般を幅広くフォローするものであり、ひとつのジャンルに特化しているものはないように思えます。ナオコサンの百合要素があまりにも感じられないので、花の百合を指したものなのか、と思えてしまいます。しかし、作品タイトルが表す百合は、女性同士の同性愛と考えてよいのだと思います。その理由は、OVA本編に百合の花が描かれている場面が一切ないことです。そして、ナオコサン自身が女性キャラクターであることから、百合の意味するところは、女性同士の同性愛を匂わせるものだと思われます。仮に、ナオコサンが男性キャラクターだっ...この感想を読む