イキガミの評価
イキガミの感想
「生きていることが当たり前」の概念を覆してくれる
小学校入学と同時に、予防接種でワクチンを打つことを、全国民が義務づけられています。ワクチンによって、そのなかの何千のひとりの確率で、18歳から25歳までに死んでしまう。なので、いつ死んでも後悔が残らないよう、精いっぱい生きましょう、という教育方針がなされます。そして「イキガミ」はそのワクチンによって死んでしまう方へ「死亡」の予告書を配布する仕事をしている青年が主人公です。「国の決まり」「国民の義務」といっても、身近な人、大切な人が何も悪いことをしていなくても、国が定めた法律によって、殺されてしまうのです。「イキガミ」は該当者の死の24時間前に手渡されます。残された24時間をどのようにして過ごすか、個人個人によって全く変わってきます。ある者はずっと恨んでいた人への復讐で犯罪を犯してしまう人もいます。また、ある者は夢を叶えるため、素直になれなかった気持ちをようやく表に出すことができます。もし、自分...この感想を読む
イキガミの登場キャラクター
藤本賢吾
よみがな:ふじもとけんご ニックネーム:逝紙配達人 年齢(作品時):25歳 性別:男性 国籍:日本 所属:武蔵川区役所戸籍課 特徴:真面目に仕事に取り組んでいる 価値観:この時世や国繁制度に対してしばしば疑問を抱く 癖:紙を受け取った人物に過度に感情移入してしまう 職業:公務員