学糾法廷の評価
学糾法廷についての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に漫画を読んだレビュアーによる評価が2件掲載中です。
各項目の評価分布
学糾法廷の感想
常識に対しても常に疑問を持ちたくなる物語
小さな問題だろうが学級会で徹底的に論じ合う主人公は小学生たち。だけどこれは「見た目は子ども・頭脳は大人」状態である。裁判をテーマとして取り上げた漫画にもいろいろあるが、全員小学生(裁判官は幼稚園児)という設定はなかなかない。弁護士も検事も小学生。その裁判の結果には法的拘束力もある…とは言っているが、巻き起こる事件とその判決はかわいらしいものばかり。血の学級会との差がありすぎて、異様にシュールなギャグの響が漂っている。だいたい弁護する人には天才的な人が配置されるのが定説。この作品の中でもアバクはそのポジションにある。一度も負けたことがないってわけではなくて、ロースクールに通わずに独学で司法試験を突破した、というところと、血の学級会の生き残りだという面で恐れられている弁護士だ。無理に特殊能力を付けたりはしていないので、そこだけは変に現実的な仕様になっている。小学校の時間割にある「学」の時間...この感想を読む