センコロールのあらすじ・作品解説
『センコロール』は、2009年8月に公開されたアニメーション映画である。 「センコ」をはじめとした謎の生物たちとそれらの飼い主である少年、そしてその秘密を知った少女との交流と戦いが描かれる。 監督は北海道出身の宇木敦哉監督。『つり球(2012)』や『デジモンアドベンチャー tri. (2015)』ではキャラクターデザインを務めた。また、イラストレーターとしての活動も顕著であり、その活躍は多方面に渡る。 公開当時の個人製作アニメーションとしては評価が高く、第4回札幌国際短編映画祭では最優秀北海道作品賞を受賞している。また、第13回文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品(アニメーション部門/短編)にも選ばれている。 中小アニメ会社・若手アニメーターを支援するために設立された、動画革命東京の第一次支援候補作でもある。2014年3月に続編である『センコロール2』の制作が発表されたが、2015年11月時点での公開時期は未定。
センコロールの評価
センコロールの感想
不思議な世界観が漂っています~
作品タイトルについて謎の生き物、「センコ」という名前のようですが、その名前が作品タイトルに入っています。「ロール」という言葉に込められて意味が分からなかったのですが、これは「ロール」という単語で捉えてしまうと理解できないままに終わってしまいます。作品タイトルを俯瞰して、全体的な視点で考えてみる必要があります。「センコロール」という言葉で、想像する日常用語を思い浮かべると「コントロール」という言葉を思い付きました。アニメ本編の中でも、「センコ」という生き物や、他の不思議な生き物において、指示を出すときに「コントロール」という言葉が用いられていました。その「コントロール」という言葉を土台に、「センコ」という主人公と共に行動する生き物の名前を合わせた造語であるのだと考えられます。作品タイトルだけに注目すると、どんなアニメ作品なのか、全く想像できません。しかし、アニメ本編を観ることで、振り返っ...この感想を読む