チョコレート・アンダーグラウンドのあらすじ・作品解説
チョコレート・アンダーグラウンドは、2009年に公開されたアニメ作品である。劇場版のタイトルは「チョコレート・アンダーグラウンド ぼくらのチョコレート戦争」となっている。原作はアレックス・シアラー、監督は浜名孝行、脚本は吉村清子で、アニメーション制作は、プロダクション I.Gとトランス・アーツである。 劇場公開に先駆けて、2008年1月より別冊マーガレットにて、山川あいじが原作を元にした漫画の連載を行った。 声の出演は、ハントリー役が豊永利行、スマッジャー役が水沢史絵、ルイーズ役が高橋美佳子。 舞台は現代のとある国。政治に無関心な大人が増えたせいで選挙で勝利してしまった「健全健康党」が、「本日の5時以降、チョコレートを禁止する」という法律を発表する。チョコレートをはじめとする甘いお菓子や飲み物がすべて「体に悪い」と禁止されてしまった国で、子供たちがチョコレートを取り戻すべく、レジスタンスのために立ち上がる。 2009年09月25日にDVDが発売された。
チョコレート・アンダーグラウンドの評価
チョコレート・アンダーグラウンドの感想
権力と革命
どの層に向けられたアニメ作品なのか!?「チョコレート・アンダーグラウンド」というアニメ作品は、主人公が子供です。そのことから、子供向けのアニメ作品だと受け止めることができます。また、作品タイトルにもある通り、チョコレートは、物語の中で大きな位置付けとなっています。全体像だけで捉えれば、子供向けであるように感じられてしまいます。しかし、アニメ本編の内容を考えてしまうと、子供には理解できないような場面も見受けられます。大人たちが選挙に行かないから、こんな世の中になってしまった、という表現がアニメ本編でされていました。きっと、そんな表現をしても、子供たちは理解できないように思うのです。また、チョコレートを禁止されている世の中という設定が理解できないように思います。嗜好品と食料品の区別が明確にできない子供たちに、アニメ本編の内容は、全て理解できないと思うのです。ただ、子供と一括りにしても、中学...この感想を読む