雲のむこう、約束の場所のあらすじ/作品解説

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雲のむこう、約束の場所

3.853.85
映像
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ストーリー
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キャラクター
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声優
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雲のむこう、約束の場所のあらすじ・作品解説

雲のむこう、約束の場所は2004年12月20日に公開された劇場版アニメーションである。 原作・脚本・監督は新海誠で2002年に自らがほとんど制作した25分のフルデジタルアニメーション「ほしのこえ」で作画の美しさと演出、音楽を評価され、宮崎駿監督のハウルの動く城を抑えて第59回毎日映画コンクールアニメーション映画賞を受賞している。本作は新海誠の3作目の作品で前作以上の映像美と評されている。 日本が津軽海峡を挟んで南北に分割占領された別の戦後の世界が舞台である。北海道は蝦夷と名前を変えユニオンに支配されていた。米軍統治下にあった青森に住む中学3年生の藤沢浩紀と白川拓也は蝦夷に建つ謎のユニオンの塔に憧れ、いつか自分達で作った飛行機で塔まで沢渡佐由理を乗せて飛ぼうと夢見ていたが、2人が恋心を抱いていた沢渡佐由理は夏に突然転校してしまう。3年後、彼女が原因不明の睡眠障害になったために東京に治療のために行き、ずっと眠り続けているのを知る。眠り姫の目を覚まそうとする二人の騎士、というストーリーである。

雲のむこう、約束の場所の評価

総合評価
3.853.85
(2件)
映像
4.754.75
ストーリー
4.004.00
キャラクター
3.253.25
声優
4.254.25
音楽
5.005.00

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雲のむこう、約束の場所の感想

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作品タイトルそのままの内容

作品タイトルを考えてみる句読点で区切られた作品タイトルというのも珍しいように感じます。そのことから、タイトル案が2つあって、検討を重ねた結果、このようなかたちになったのではないでしょうか。「雲の向こう」だけであってもタイトルとして成り立ちますし、「約束の場所」のみであっても成り立ってしまいます。しかし、敢えて2つを組み合わせたのは、平行線を辿り絞り込めなかったので、絞り込むことをしない折衷案だったように感じられます。しかし、アニメ本編の内容を考えれば、「海の向こう」でも成り立ちます。「星々の記憶」という作品タイトルであっても成立したと思うのです。間違いのない事実は、このアニメ作品のタイトルは「雲の向こう、約束の場所」ということです。「雲の向こう」といえば、まず想像させるのは空でしょうか。これは尋常じゃない高さの「ユニオンの塔」を指しています。また、それだけだはなく、空を自由に飛ぶことが...この感想を読む

4.24.2
  • つくもつくも
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新海誠とバイオリン

新海誠作品の「雲の向こう、約束の場所。」大まかなあらすじとしては、北海道がまだ蝦夷と言われてたとき、その蝦夷には大きな塔が雲すらを突き抜ける程に高くそびえ立っていた。その塔に行くことをあこがれて共に飛行機を創作していた同級生のヒロキとタクヤ。そのクラスに転校してきた塔の創設者の娘であるサユリ。そのサユリとヒトキとタクヤはサユリを飛行機に乗せて塔まで連れて行くと約束をするが、それ以降サユリは姿を見せなくなってしまう。それでもその約束を果たそうと飛行機作りを続ける二人。いなくなった後でもサユリのことを思い続けて作り続けるというなんとも切ない恋愛話でもあります。この話のいいところとしては、やはり新海誠さん特有な切ない恋愛、またそれと共に風景の描写がとても美しいと言うこと。今回は、最後、飛行機にサユリを乗せてヒロキが塔まで連れて行くというシーンがありますがそのときの空の美しさや塔の神秘さを表し...この感想を読む

3.53.5
  • ひなたひなた
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  • 629文字

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