新海誠とバイオリン - 雲のむこう、約束の場所の感想

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アニメレビュー数 2,474件

雲のむこう、約束の場所

3.853.85
映像
4.75
ストーリー
4.00
キャラクター
3.25
声優
4.25
音楽
5.00
感想数
2
観た人
3

新海誠とバイオリン

3.53.5
映像
4.5
ストーリー
5.0
キャラクター
3.5
声優
3.5
音楽
5.0

新海誠作品の「雲の向こう、約束の場所。」大まかなあらすじとしては、北海道がまだ蝦夷と言われてたとき、その蝦夷には大きな塔が雲すらを突き抜ける程に高くそびえ立っていた。その塔に行くことをあこがれて共に飛行機を創作していた同級生のヒロキとタクヤ。そのクラスに転校してきた塔の創設者の娘であるサユリ。そのサユリとヒトキとタクヤはサユリを飛行機に乗せて塔まで連れて行くと約束をするが、それ以降サユリは姿を見せなくなってしまう。それでもその約束を果たそうと飛行機作りを続ける二人。いなくなった後でもサユリのことを思い続けて作り続けるというなんとも切ない恋愛話でもあります。この話のいいところとしては、やはり新海誠さん特有な切ない恋愛、またそれと共に風景の描写がとても美しいと言うこと。今回は、最後、飛行機にサユリを乗せてヒロキが塔まで連れて行くというシーンがありますがそのときの空の美しさや塔の神秘さを表しているその映像にもとても見とれてしまいます。また、蝦夷の近くということで雪の描写や線路の上をサユリが歩いているシーンにも青春時代を思い出させてくれるものがあります。そして、なんといっても今回は音楽にも力を入れているところも魅力に感じます。ヒロキがサユリが得意だったバイオリンを自分も弾けるように特訓して(ここもとても青春心がひかれていきます)サユリが昔弾いてた曲をヒロキが弾いたときのバイオリンの音色の美しさと言ったらとても言葉にしきれないほど惹かれていきます。

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他のレビュアーの感想・評価

作品タイトルそのままの内容

作品タイトルを考えてみる句読点で区切られた作品タイトルというのも珍しいように感じます。そのことから、タイトル案が2つあって、検討を重ねた結果、このようなかたちになったのではないでしょうか。「雲の向こう」だけであってもタイトルとして成り立ちますし、「約束の場所」のみであっても成り立ってしまいます。しかし、敢えて2つを組み合わせたのは、平行線を辿り絞り込めなかったので、絞り込むことをしない折衷案だったように感じられます。しかし、アニメ本編の内容を考えれば、「海の向こう」でも成り立ちます。「星々の記憶」という作品タイトルであっても成立したと思うのです。間違いのない事実は、このアニメ作品のタイトルは「雲の向こう、約束の場所」ということです。「雲の向こう」といえば、まず想像させるのは空でしょうか。これは尋常じゃない高さの「ユニオンの塔」を指しています。また、それだけだはなく、空を自由に飛ぶことが...この感想を読む

4.24.2
  • つくもつくも
  • 68view
  • 2093文字
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