幸なき道を進む出来過ぎの主題歌に載せた秀逸ストーリー
「あたしが全部守ってあげるよ」今では安易に誰もが使うだろう決定打の愛情表現!ここから始まった。安定した約束された人生を送れるはずだったのに、後にもろくも崩れて行くことになる高校教師羽村を守りぬく生徒の繭が現れた。想像を絶するほど深い闇を抱えているとは知らずに。求めただの高校教師と女子高生の禁断の愛ではないところに行きつく凄さ。当時豊作だったドラマ界、特に金曜10時のTBSなんて私の楽しみの時間だったから本当に印象深い。何十年たってもいくつものシーンが蘇る、主人公を救うにはあまりにも残酷すぎて衝撃を受けた初めてのドラマかもしれない。ハッピーなシーンがあっても決して長く続かないと誰もが計り知れる切なさに輪をかけて挿入歌の存在。真田広之扮する羽村先生の平凡で良い考えの生き方とはいえ、戸惑う顔や、当時の婚約者へお願い求める姿はやっぱり見る度魅惑ありすぎ。いくら地味な平凡な生き方を求める先生の設...この感想を読む
4.04.0
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