大正野球娘。のあらすじ・作品解説
大正野球娘。は、2009年7月から9月までTBSテレビやBS-TBSなどで放送された、神楽坂淳原作のライトノベルのアニメ作品である。放送は全12話。 この作品は、大正時代の良家の子女が通う東邦星華高等女学校が舞台。主人公の鈴川小梅が、親友の小笠原晶子から一緒に野球をしてほしいと声をかけられたことで野球を始めることになり、ルールも何もわからないまま人数を集め、野球に取り組んでいく学園奮闘スポーツ物語である。小梅の家は洋食店を営んでおり、小梅は看板娘として学校終わりなどに店の手伝いをしている朗らかな性格の女の子。晶子は貿易商の小笠原家の令嬢で、負けず嫌いの上、言い出したら聞かない頑固な性格だが気配りは出来る女の子。当時は女性には学問など不要という考え方が一般的であったため、初め学校としても女性が野球をするということを表立って認めたがらなかった。 アニメは原作のストーリー展開とは大きく異なり、小梅と晶子を除くメンバーのポジションも原作とは一致していないメンバーが多い。
大正野球娘。の評価
大正野球娘。の感想
スポ根×萌え!新たな視点に目覚めるかも!?
ただの萌アニメではない!以外に本格スポーツものこのアニメが放送された当時はいわゆる萌アニメが広く世間にも知られてはじめ2017年にはもうステレオタイプになったカバンを背負いチェックの上着とバンダナを身に着けたいわゆるオタクが世の中に多くいると思われていた時代だったと思う。「らき☆すた」などの日常系萌アニメが全盛期を迎え多くがその後追いのように美少女たちをいかに魅力的に描くのかという現在にも続く普遍的な要素が一番強かった時代だった。その中で原作の漫画とは違ういかにもその時代を表している柔らかいディフォルメされたキャラクターたちとしてアレンジされ作られた本作は多くのアニメの中に隠れそれほど期待もされていなくひっそりと放送された。僕自身さほど期待せず当時人気の声優さんたちが多数出演しているという軽い気持ちでなんとなく見始めたが以外にスポーツものの基本を押さえた王道アニメだった。きっかけは自分...この感想を読む
もっと評価されて欲しい
世の中的にはイマイチ盛り上がらなかったような気がする大正野球娘。ですが、これ、なかなか面白かったと思います。時代設定もグッとくるし(ハイカラさんが通るとかが好きだったので)、女学生がおてんばと言われても頑張ってるよってところが可愛いと思います。若干の百合臭もそんなに気にならないし、ちゃんとスポーツアニメとして成立していたなと感じます。野球にはあまり興味がなく、ルールもよくわからないのですが、野球もののアニメや漫画が好きなので余計に楽しく感じたのかも。大正時代のことなんて知っているはずもないのに、なんだか懐かしい気分になる素敵な作品です。もっと評価されると良いなと思います。
大正野球娘。の登場キャラクター
桜見鏡子
よみがな:さくらみきょうこ 年齢(作品時):13歳 所属:東邦星華高等女学院 特徴:小梅たちの後輩で13歳。先輩の巴に憧れており、巴のために野球を始める。大きなリボンの髪飾りが特徴。 特技:化粧 好きな言葉:「戦うときも恋するときも、女は化粧をするもの」 声:牧野由依 誕生日:3月9日生 投打:右投 守備位置:...
小笠原晶子
よみがな:おがさわらあきこ 生年月日:3月26日生 所属:東邦星華高等女学院 性格:プライドが高く負けん気が強い。 特徴:小梅の同級生かつ親友。小笠原家の令嬢で、小梅たちが野球を始めることになった発端。ロングヘアーにピンクの大きなリボンの髪飾りがトレードマーク。 好きな言葉:「自分に打ち勝つことは勝...
鈴川小梅
よみがな:すずかわこうめ 生年月日:11月19日生 年齢(作品時):14歳 所属:東邦星華高等女学院 性格:朗らかな性格 特徴:主人公(ヒロイン)。ショートヘアー(おかっぱ頭)に花の髪飾りがトレードマーク。 好きな言葉:「案ずるより生むがやすし」 声:伊藤かな恵 投打:右投右打 守備位置:捕手 打順:六番