プリズンホテルのあらすじ・作品解説
プリズンホテルは、ANBにて1999/04/17~1999/06/19までに放送された全10話のテレビドラマで、主人公・木戸孝之介を松本明子が演じた。 浅田次郎の同名小説を原作とし、作画・田中つかさによりリイドコミックで漫画連載されたほか、TBSのスペシャルドラマとして1993/12/6と1995/4/3に2作品が放送され、1996年にVシネマが発表されている。 今作品は、ヤクザが所有するリゾートホテルを舞台に従業員や宿泊客が織りなす人間模様を描いており、原作では男性であった主人公・孝之介を女性に変更しているため、恋人の秘書・田村清子は男性に変更された。 ヤクザの木戸仲蔵が所有し経営するプリズンホテルは、従業員もヤクザが務める義理と人情と筋を通し、わけありの人物も拒まないことをモットーとするホテルで、不器用で時代がかったヤクザ風の接客をしている。 仲蔵の甥である木戸孝之介は、大ヒット極道小説「仁義の黄昏」を世に出した小説家であるが、その性格は偏屈でまるで子供がそのまま大人になったようであった。