昭和歌謡大全集の評価
昭和歌謡大全集についての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に小説を読んだレビュアーによる評価が1件掲載中です。
各項目の評価分布
昭和歌謡大全集の感想
「69」を超える痛快お笑い小説
復讐劇と昭和歌謡曲のハーモニーこの本の概要は社会に適用できないイシハラグループと自称している若者グループ6人のうち1人がミドリ会というグループのおばさんを殺し、殺されたおばさんのグループが復讐をしてそれに対してまた復讐をするという復讐の繰り返しの物語となっている。若者のグループのうちイシハラとノブエという若者は村上龍の著書「半島を出よ」でもメインキャラクターとして登場していた。本の表紙は松田龍平が飛行機に乗っているもので、調べたら映画化されていた。昭和歌謡大全集というタイトルは、そのイシハラグループのみんなが昭和の歌謡曲が好きで物語の随所で歌うところからきているようだ。第1章から第10章までのすべての章の見出しが「恋の季節」、「星の流れに」といった曲名になっているが、残念ながら私はそれらの曲名を見てもほとんど知らなかった(サビを聞いたらわかるような曲ばっかりなのかもしれない)。若者グル...この感想を読む