笑いと涙は同時に生まれると教えてくれた作品
バラバラな家族にとって唯一大切なものはじめはよくある家族の風景だと思う。偉そうな父親、忙しそうな母親、破天荒な祖父、引きこもりのような兄、変わり者の叔父。あーやだなー、でもいるなーこんな家族。主人公の少女・オリーヴはこんな家族の中で唯一、はじめから天真爛漫な愛すべき存在として登場する。このダメダメ家族がこれからどうなるのか、冒頭から彼女の登場によって引き込まれていく。オリーヴは、お世辞にも美少女には見えない。ど近眼の眼鏡をかけ、お腹がぽっこりと出た幼児体型を見るかぎり(これがとってもキュートなのだが)は想像もつかないが、どういうわけか美少女コンテストの地方予選に繰り上げ優勝してしまう。この家族が住んでいるのは、出場者が少ないか、レベルがあまり高くないよほどの田舎の地方なのだと、日本人の私にも想像できる。コンテストの本選はカリフォルニア。父親が(あやしげな)事業に手を出して飛行機に乗るお...この感想を読む
5.05.0
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