斉藤栄二郎のプロフィール
本名 | 斉藤栄二郎 |
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よみがな | さいとうえいじろう |
年齢(作品時) | 25歳 |
性別 | 男性 |
国籍 | 日本 |
所属 | 永禄大学卒の研修医 |
性格 | 純粋で一直線 |
物語上での目的 | 患者のためを思い奔走するが、そのたびに医局や教授、日本の医療事情の現実と衝突する。 |
父親 | 中学校の英語教師 |
実家 | 千葉県銚子市 |
アルバイト当直をする病院 | 誠同病院。診療報酬が高いことから交通事故の救急患者を拒まず受け入れている。 |
指導医 | 白鳥 貴久(しらとり たかひさ) |
ブラックジャックによろしくの感想
リアルな医療現場の描写にダメージを受けたマンガ
おためごかしのない現場の緻密な描写冒頭部分の研修医斉藤英二郎のハードな生活ぶりや、自らがアルバイトで診療を行うことなどに良心の呵責を覚えながら、でもそんなことをじっくり考える暇もなく毎日が忙殺されているところにかなりのリアリティを感じた。その後の怒涛の展開で(牛田さんの名医ぶりも遺憾なく発揮されながら)、事故でかつぎこまれた重態の患者と出会う。すさまじいその怪我の描写からもわかるように一分一秒の余裕もないのにもかかわらず自らの自信のなさから斉藤は逃げてしまう。結局金の亡者などと罵った院長がその患者を助けるのだけど、命を助け金をもらって何が悪いと言いきる院長は決して悪人でないように感じる。しかし命を助けるという純粋な気持ちで医者になった者にとっては、その言葉は単純には受け入れがたいものだったろう。そうなのかもしれないけれどでも、という斉藤の自問自答が常にベースにこのマンガにはある。結局助...この感想を読む