夫は私を殺そうとしているのか・・・
自分を殺そうとしているのでは? 夫に対する疑念が少しずつ深まった時に、この映画の主人公の視点が変わり、調子も変わってくる。 最初は一般的な視点でストーリー展開が行われていくが、次第に主人公リーナ(ジョーン・フォンテイン)の視点に変わっていく。 主人公の夫ジョニイ(ケイリー・グラント)の演技はそのままだが、だんだん彼の行動が全て怪しく見えてしまい、リーナの疑いはますます深まってしまう。 リーナの視点から描いていくという演出術は、ヒッチコック監督ならではのものだとつくづく感心させられます。 また フランツ・ワックスマンの音楽も、何でもないシーンに激しい音楽を入れることで不安を感じさせてしまうところなども見どころの一つです。 たくさんのシーンの中でも、ジョニイがリーナのために、ミルクの入ったカップを持って階段を上っていくシーンは名場面といえるでしょう。 結末は・・・・・・ご覧あれ。
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