さよなら、エルマー
困ったとき、頼りにできる存在があることの心強さ。 手放しで誰かのことを信じられるって素敵ですね。頼られた側が、当たり前に手助けできることも。 だってエルマーだって人間なのに! そんなことはりゅうは気にもかけず、人間に困らされても、頼るならその相手はエルマーだった。 今回もエルマーは良い働きをします。 ほんと信頼って実績を積んでこそ得られるんだなと思うと、頑張ろうという気持ちを貰えました。 それにしてもシリーズ通して感じるバランスの良さ。 さくっと読める、そこそこ薄めが3冊。大長編じゃないのが逆に良かった作品だなと思いました。 でもエルマーの活躍する冒険自体はもっと読みたい! かといって物足りないことのない満足感。 最終巻は特にりゅうの名前もわかったし、読後感も良かったです。 (ワゴンさんの奥さんだけちょっと不憫気味というか、でもあれはあれで救いがないわけではない気がします)
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