信じる事はかなう前触れ　大博打場計画 - バグジーの感想

バグジーはブルックリン育ちのユダヤ系の叩き上げギャング。彼はまともな商売はしたことが無い。彼は子供の時からのギャングだ。その彼は才覚を使い、大きな仕事をこなしていく。世界大恐慌の後、かれはネバダにはギャンブルが許可されている事を知る。そこは何も無い町で砂漠しかない。そこに巨大ホテルとそこに夢の総合娯楽場を作ろうという計画を立てる。 夢が在るといえば有るが、つまずくなどと言う事は微塵も考えない、ギャンブラーの大博打。ラスベガスの始まりを作ったのが、一ギャングの才覚だけとは、後から知っての驚きだ。 折しもニューディール政策のころ、彼の大風呂敷のような途方も無い話に向けて彼は走り出す。資金は、他のところから都合をつけ、やりくりをするバグジー。 言葉を変えれば、何時死んでも可笑しくないギャング商売に、夢を入れ込んで何処が悪いと文句があろうか。 大きな夢を見る男に惚れない女も少ない。彼に夢中になる女が彼の中に夢を見た。