冤罪はこうやって作られる
実際にあったルービン・カーター事件の映画版です。 これは映画の醍醐味、映画は色んな人生の予行演習みたいなもので、これで沢山の人生や考え方や人に自分を投影して見ることができます。 この映画は一言で言うと、信念の人、これは見ておいて損は無い。一人の黒人少年の保護者は少年に、字を読むのに本は大切だと言います。この一言が冤罪のボクサーの無罪証明の始まりです。古本を教会のバザーで見つけて、唯みたいな値段で買ってきます。 そして、少年はルービンの存在を知る事になります。 これは一度見て欲しいと思うのですが、長い長いぽつぽつとした道のりなのです。ルービンに面会に行く少年、けんもほろろに相手するルービン。 彼は頼らない人で期待しない人ですが、会いたいと一言電話口で呟きます。 リービンも彼とコンタクトしょうとする少年の保護者たちが向かいのビルの明かりをつけたり消したりして、自分はここに居るからと伝えるシーンにハンカチ無しではいられません。
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