泣き虫ニキータ、肩が震えてる。
リュック・ベッソンが「レオン」より前に撮影した、女殺し屋・ニキータの物語です。 「見込まれて」しまった彼女は、暗殺者として生きるか、死ぬかの二択を迫られ、暗殺者となるべく、厳しい訓練に放り込まれます。 殺人のテクニックはもちろん、社会のはみ出し者として生きてきたニキータに、普通の女の子としてふるまうべく教育をほどこすシーンは、ヘンな例えになりますが「奇跡の人」を見ているような気にもなりました。 訓練が終わり、任務の命令を待つ日常に入りますが、任務はいつも無茶ぶりばかり。高い能力で任務を全うするも、泣き崩れるニキータの姿が、ステレオタイプな暗殺者のイメージとは遠くかけ離れ、ついつい「この娘を幸せにするにはどうしたらいいんだろう」なんてことを考えてしまいたくなります。 ジャン・レノが憎い役で登場しています。 ニキータ=アンヌ・パリローの居住まい、表情がとても印象に残る映画です。
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