山下智久さんのファンにはいいかも - プロポーズ大作戦 OPERATION LOVEの感想

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ドラマレビュー数 1,147件

プロポーズ大作戦 OPERATION LOVE

3.503.50
映像
3.50
脚本
3.25
キャスト
3.88
音楽
3.75
演出
3.38
感想数
4
観た人
12

山下智久さんのファンにはいいかも

2.02.0
映像
2.0
脚本
1.0
キャスト
3.0
音楽
2.0
演出
2.0

目次

タレント頼りの企画は、もう、時流ではないですよ…

「プロポーズ大作戦 」を視聴した感想です。
率直に言って、「ワクワク感が足りない」という感じがしました。
この作品は、主人公の岩瀬健が、恋する幼なじみの吉田礼と結ばれる為に、タイムスリップして、過去をやり直すというストーリーです。

毎回、毎回過去の色々な場面にタイムスリップするのですが、はっきり言ってしまえば、「全11話もあって、序盤で物事が解決するわけがない」と最初から視聴者には分かってしまっているわけです。
最初は失敗するだろう、とは何となく予想がつきますよね。

ですので、「序盤から見なかったり、所々見逃してしまっても、終盤さえ観ていれば結末は分かるだろう」と視聴者は考えてしまいます。
この作品は、そうしたコンセプトそのものが弱く、視聴したいと思わせる力が物足りない感じがしました。
幼なじみと結ばれる為に、過去に戻ってやり直す、というストーリーも、地味な感じを受けます。
このあらすじを聞いて、第一話を観てくれる視聴者がどれだけいるのかは疑問です。
よっぽど、主演の山下智久さんや、長澤まさみさんに興味がなければ厳しいのではないのでしょうか。

この作品だけではなく、フジテレビのドラマ枠は、このように「あらすじを聞いただけでガッカリする」ような、企画の弱いドラマが散見されます。

今はタレント頼りの企画では、視聴者は納得できない時代になっていると思います。
逆に「あらすじを聞いただけでワクワクさせられる」作品が求められています。

「孤独のグルメ」のような、ただ中年男性が飯を食らう作品や、「勇者ヨシヒコ」のような、低予算を敢えて前面に出した作品が、人気の出る時代なのです。



タイムスリップを、もっと生かした脚本の方が良かったと思う!



内容も、一時間見ているのが辛い…という感じがしました。ちょっと長く感じました。

一話一話で、あまりドラマとして、面白い事が起こっていない印象です。
かといって、セリフなどで笑わせてくれるコメディシーンもなく、淡々と過去の学生時代等を見せられているように感じました。
「この先どうなるんだろう?」と、冒頭から視聴者を釘付けにするような、ワクワク感がありませんでした。
何か謎を見せて終盤まで惹き付けるとか、そうしたストーリー上の工夫が欲しかったです。

また、タイムスリップしているのに、過去の事が分かる描写が乏しかったのも残念でした。
同じくタイムスリップをテーマにしたドラマ、「トドメの接吻」では、過去のやり直しを描写するために、前回転んだところで今回は転ばない、というようなシーンを沢山入れていました。
もっと小ネタ的に「過去が分かるからこうなった」という様子をいれた方が、個性が出たのではないでしょうか。

豪華俳優陣。なのに、何だろうこのパッとしない感じは…


また、一番気になったのが、出てくるキャラクター達の無個性さです。
主人公の健を始め、健の友人達など、魅力に乏しい感じがしました。
「健の友達」で一括りにできる感じです。
確かに一人一人の性格は違うのですが、結局全員話し方も考え方も一緒ですよね。
あくまで、モブキャラクターの域を越えてこないという感じがしました。

全員今では、ドラマの主演をやるような役者さんですよね。
すごくいい役者さんを揃えているのに、これでは勿体ない感じました。

まだ脇役はそれでもいいと思います。
ただ、主役の健と礼はそれだと物足りない感じがします。
主役の二人のキャラクターが、あまり個性がなかったように思います。
そして、どのような所が魅力なのかが分からなかったです。

特に主人公の健は、あまり応援したくなるキャラクターではなかったです。
客観的に見て、恋敵の多田先生の方が、健より全てにおいて勝っているからです。
「礼は健より多田さんと結婚した方がいいでしょ」と観ていて思ってしまいました。

多田さんは真っ直ぐで誠実で、優しく礼の友達にも気遣いができます。仕事の面では、建築家として成功を収めています。

対して健は、礼の誕生日を一度もきちんと祝った事のないような男で、だらしがなくていつも金欠です。
ずっと礼に告白することから逃げていた癖に、いざ礼が結婚するとなって、やっと焦るような人間です。

正直、過去を変えるまでは礼は本当に幸せそうにしていたので、健には「お前の都合で過去を変えるなよ」としか思えませんでした。


また、健はちょっとダウナー系というか、脱力しているようにいつも見えるのですが、キャラクターはこれでいいのか?と思ってしまいました。
目に光が無いというか、全体的にダラっとした印象ですよね。
正直もっと男の子らしい感じのキャラクターの方が、良かったのではないかと思いました。
このままだと、このキャラクターに感情移入できない気がします。
濱田岳さんが演じた、鶴見のようなキャラクターの方が、一生懸命さが視聴者にも伝わるし、かわいげもあって好感が持てます。

コメディ要素もあるし、鶴見が主人公の方が良かったのではないかと思ってしまいました。

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他のレビュアーの感想・評価

プロポーズしたくなるに違いない!

展開がすごい!!まずは作品の構成が素晴らしいということ!好きだった人が結婚してしまう、そんな取り返しのつかない状況まで何も行動を起こすことができなかった、情けない男ケンゾー(山下智久)。目の前に広がる選択肢から自分の幸せになる道を選び進んでいくことのできる素晴らしい女、吉田礼(長澤まさみ)。そんな二人を中心にしつつ、過去に戻りやり直していくというストーリー展開。誰にでも戻りたい過去はあるだろう。私は22年しか生きてきていないがやり直したい過去があるとすればそれは、浪人しないように勉強することでもなく、もっと勝てるように部活を頑張ることでもなく、好きな人と手をつなぐことや、ガストでポテトとドリンクバーで粘ることだ。そんなどこか痒くなるような青春を思い出させてくれるのがこのドラマである。青春を思い出せる!!ケンゾーと礼が出会うのは小学生の時である。礼がケンゾーのいる小学校に転校してきて、隣の...この感想を読む

4.54.5
  • こーへーこーへー
  • 219view
  • 1376文字
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後悔から希望結婚式ではいつものグループ奥エリ(榮倉奈々)、榎戸幹雄(平岡祐太)、鶴見尚(濱田岳)が出席しており少し遅れて岩瀬健(山下智久)が登場します。結婚式では思い出のスクリーンや誓いのキス、スピーチを行うことになりますが、昔から好きな人であり今も好きで自分の思いを一度も伝えることができないままこの日を迎えてしまっている様子は本当に辛いと共感できました。幼馴染でずっと一緒に過ごしてきた人に思いを伝えるのはたしかに難しいと思います。本当にこのドラマが妖精役(三上博史)が現れない内容だったら辛くて観れません。スクリーン上映中急に健以外の動きが止まり妖精が現れます。ここのやり取りで少しコメディ的な要素も感じられタイムスリップが起こります。実際にあれば本当にうれしい妖精です。後悔のどん底から少しは希望が見えてホッとしました。タイムスリップスクリーンの写真が変わる度に妖精が出てきて健をその当時に戻りま...この感想を読む

4.54.5
  • mkei1mkei1
  • 103view
  • 1058文字

山Pの一生懸命走る姿が最高!

これこそ純愛ラブストーリーではないかといえるほどの可愛らしいストーリーに思わずキュンキュンしてしまいますよね。個人的には山下さんが一生懸命走り回っている姿は何ともさわやかで自分にはあまり経験することのないシチュエーションですが、こんなことあったら楽しいなって思います。「ハレルヤチャンス!」ってこんなのでタイムスリップできたらいいですよね。こんな風にちょっと現実離れした状況が逆に感情移入しやすくて面白かったです。こんな風に男の子に追いかけてもらいたいという感情と、頑張れと応援してしまう感情とが合わさってめちゃくちゃでした。昔から気になっていた男の子に略奪されるって、目の前にいるこれから旦那さんになる人がかわいそうな気もしますが、それでも一緒にいたいと思って無茶なことをしてくれる男性がいるって素敵だなと思います。普通そんなことしたら大問題でハッピーエンドになるとは思えませんが、これはドラマ...この感想を読む

3.03.0
  • mikaponmikapon
  • 82view
  • 556文字

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