この映画を見なきゃ損だ!
キャストの素晴らしい再現率!
大体実写の映画なんかそこら辺の売れかけのタレントやアイドルをごり押して、売れさせたいがための芸能界側の力が働いてるんでしょ…
この映画ももしかしたら見る価値ないかもしれないなと思ったら大間違い。この映画はそんな映画じゃなかった!
流石は菅田将暉。流石は能年玲奈。そしてほかに出演しているすべてのキャストが正しく漫画で思い描いていたキャラクターそのもので再現されていて、キャストが出てくるたびに(あまりにイメージ通りで)大爆笑してしまいました。
そのおかげでこの作品に一気に引き込まれてしまい、約2時間の映画があっという間でした。
実写映画の中でもかなり高い完成度だと思います。そしてキャストの中で一番驚いたのは菅田将暉さん。女装が趣味の役を演じていたのですが、女装というよりは、完全な美しい女の子。
巷で見るような、あー、まあ女の格好してるけど男の部分も全然出てるね。な中途半端な女装じゃない!
月海は彼のことをお母さんに「世の中にはあんなに美しい人がいる」と言っていましたが、私もまったく同感でした。そして彼は女ではなく本当は男。
世の中はなんて不公平なんだ…と思うと同時に、菅田将暉さんの演技に対する素晴らしい努力が見えた瞬間でした。
最初から最後まで安心して楽しく心地よく見れる映画!
物語には大体起承転結があって、だいたいどこかでそわそわした不安な気持ちになったり、最後がハッピーエンドじゃなかったり、後味が良くなかったりして
見終わった後にドッと疲れたりするんですが、この映画は最初から最後までのほほんとして、でも、見ている側も頑張って!と応援したくなったり、様々な登場人物の辛い思いに見ているどこかで1度は共感出来たりする
映画でした。私はこのキャラクターの中だと、太田莉菜さん演じるまややの悩みにとても共感できました。ごぼう…言われたことがある。そして前髪で目を隠したこともある。でも他のみんなも大なり小なり悩みを抱えている。
だけどみんな生きているんだ。それぞれやりたいことがあってみんな頑張って生きているんだ、私も頑張ろうと思えました。見ていてとても安心できる映画だったと思います!
この後の展開が気になる!!
映画の中では月海と蔵之介はいい友達どまりで終わってしまいましたが、なんとももったいない!最後に1つや2つのキスくらいしてしまっても良かったのではないかなんて妄想が捗ってしまいました。
それに月海の恋は、三角関係のまんまふんわりと終ってしまったのでまだまだ続きがみたい!知りたい!漫画の中ではもしかしたら続きがあるのかもしれない!と漫画が気になる終わり方でとっても良かったと思います。
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