努力することと人間性を磨くことのモチベーションに最適なアニメ - ドラゴンボール改[DRAGON BALL KAI]の感想

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ドラゴンボール改[DRAGON BALL KAI]

4.384.38
映像
4.25
ストーリー
4.50
キャラクター
4.25
声優
4.25
音楽
3.88
感想数
4
観た人
10

努力することと人間性を磨くことのモチベーションに最適なアニメ

4.54.5
映像
4.5
ストーリー
5.0
キャラクター
4.5
声優
4.0
音楽
3.5

目次

大切なことが学べるアニメ

アニメとしてのクオリティももちろん高いです。単純にストーリーを追っていっても十分に楽しむことが出来るけれど、それ以上に人生における大切な教訓を学ぶことが出来るアニメでもあります。とにかく、いろいろな要素が詰まっています。なので、ぜひ多くの人に、特に子供たちに観て欲しいアニメです。そして、ドラゴンボール改で学んだ教訓を大切にして立派な大人になってほしいと思います。

私自身も子供のころに漫画のドラゴンボールを読みましたが、その頃はまだストーリーを楽しむだけでした。キャラクターが好きだったり、次々と強い敵が現れてハラハラしたり、その強敵を倒していく悟空たちに興奮したり、その程度でした。大人になってからドラゴンボール改をアニメで観て、この作品の本当の素晴らしさがわかるようになりました。上を目指してひたむきに努力する姿勢が素晴らしかったり、孫悟空の純粋さや人柄は何よりも立派な大人のあり方だったり、大切なことが沢山詰まったアニメだと気付きました。ドラゴンボール改に大切なことを沢山教えてもらいました。しかし、学んだといってもなかなかすぐに成長することは出来ませんでした。ついつい怠けてしまったり、つまらないことで他人を非難してしまうこともあります。そんな時にこのアニメを観直してみると、本当に大切なことは何なのか再確認することが出来ます。つまらないことにこだわっていた自分が情けなくなります。最初にアニメを観たときに学んだはずなのに、いつの間にか周りの人たちに流されていたり、大切なことを見失って悩んだり落ち込んだりしている自分が恥ずかしくなります。今では、このアニメが自分の強い味方になっています。これからも何度も観て、ドラゴンボール改の教訓を大切に生きたいです。

努力することは素晴らしいこと

ストーリーは、ラディッツが悟空を探して地球に来る場面から始まります。悟空とピッコロの2人掛りでラディッツを倒した後、ピッコロは悟飯の潜在能力を見込んで修行をさせ、悟空は界王の下で修業を始めます。その後も次々と現れる強敵を倒すために悟空たちは修業を重ねていきます。

とにかくキャラクター全員の強くなりたいという気持ちがとても強く、ストイックです。みんな自分に厳しくて、余計なことで時間を無駄にしたりすることなく、ただ強くなることを目指してひたすら修業をします。その熱心さは本当に素晴らしいです。私は目標があっても、なかなか継続して努力をすることが出来ません。つい怠けてしまったり、楽な方に流れてしまいます。本当に達成したい目標があっても、悟空たちのような努力は出来ません。なので、悟空たちを観ると感化されて、「自分も頑張ろう!」という気持ちになります。

努力することは、やっぱり尊いことだと思います。ストイックな努力ができる人は本当にすごいです。社会に出ると結果が全てで、努力はあまり評価されません。それはある程度は仕方のないことです。他人の努力を全て見ることは出来ないし、結果の方がわかりやすいです。どんなに努力しても結果が出せないと会社などに貢献したことにもなりません。なので、結果ばかり重視されたとしても仕方がないとは思います。しかし、社会や会社にどれだけ貢献したかではなく、努力ができる人間性を評価することも大切なことです。それは人が人として生きることの意義だと思います。会社側から見れば、会社のために結果だけ出してくれればいいのかもしれませんが、そこに人の温かさは感じられません。結果が出せないからダメ人間扱いではなく、結果は出せなかったとしても真面目な努力家である人間性を評価できる人が増えてくればいいなと思います。結果が全て、過程はどうでもいいというのは、たとえば、人からプレゼントをもらった時に気に入らないものだったから感謝できないというようなものです。その気持ちが嬉しいと思える人の方が、人としては格段に上です。

努力することは素晴らしいことです。結果を出すことが出来ず、自信を失うこともありますが、努力した自分を誇りに思うべきです。

何よりも人間性を磨くこと

悟空はただ強いだけではなく、人間性もこの上なく完成されています。弱い者に優しかったり、人の欠点は非難せずに、いじわるをする人だけ非難するところなど、好きか嫌いかではなく、良い人か悪い人かで人を見るところは見習いたいです。また、自分より強い者がいても、卑屈になることなくケチをつけることもなく、清々しく自分の負けだと認めて、さらに強くなろうとするところも素晴らしいです。自分より上の人に嫉妬してケチをつける人も結構いますが、それでは自分はいつまでも変わることが出来ません。

ベジータはいつも悟空と比較して、自分は悟空よりも強いんだと頑なになっていました。その負けん気の強さも素晴らしい素質で、努力するモチベーションになるし、勝負の世界にいる人には必要な素質です。しかし、最終的に一番になるのは悟空のようなタイプのような気がします。こだわりがない方が、能力は引き出されるのかなと思います。他人と比較して感情的になったりしては、結局人として成長することが出来ず、そういう部分が結果としても現れるのかもしれません。やっぱり最終的に大切なのは人間性です。他人と比較せず、すごい人はすごいと認めて卑屈にならないことは、人生のあらゆる面で大切なことだと思います。

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