従来の作品との違い - ドラゴンボール改[DRAGON BALL KAI]の感想

理解が深まるアニメレビューサイト

アニメレビュー数 2,474件

ドラゴンボール改[DRAGON BALL KAI]

4.384.38
映像
4.25
ストーリー
4.50
キャラクター
4.25
声優
4.25
音楽
3.88
感想数
4
観た人
10

従来の作品との違い

4.04.0
映像
4.0
ストーリー
4.0
キャラクター
3.5
声優
3.5
音楽
4.5

目次

バトルシーン分析

KAIのバトルシーンを分析してみれば分かるが、前のシーンよりも映像もきれいで細かい。映像は日々進化しているので当たり前であるが、やはり細かい部分までしっかりと描写されているので見ていてわかりやすい。一つ一つのバトルシーンでは音楽、効果音がしっかりと映像とあっている。そこが見ていて気持ちが高ぶったり、注目のシーンだというのがわかる。音楽と効果音だけでも、大事なシーンが理解できるほど、すばらしい。相手が強い時は決まった音楽を流し、バトルシーンがより壮大になる。サイヤ人の登場シーンが例にあたる。魔人ブーとの戦いは手に汗を握らせる。それはやはり、行動と発言のときにあった音楽と効果音の影響だろう。18号対ゴテン、トランクスの時はとくにそうだ。一つ一つのパンチに大きな効果があり、音楽もテンポが速く壮大である。さらに、バトルシーンもただ、戦うだけではない。セルのときはゲームのような状況になっていた。ここでサタンが登場するのだがはっきり言って弱い。だが、ただまじめなバトルでもおもしろくないため、コメディアンとしては必要だろう。彼の存在は邪魔なようでそうではなく、一つ一つのバトルで活躍はしないが笑いをくれる。バトル方法もたびたび多種多様になっており、誰が活躍するのか目が離せない。このアニメではゴクウはヒーローだが必ずボスを倒すのが彼だとは限らないのだ。そこが驚くところで、例えばセル戦がそうだ。ゴハンの片手が最強すぎる。ブウ編でもゴクウ単独で戦うが負ける。ここではゴテンクスの活躍がすごい。ヒュージョンという技はほんとうによく考えてものだと思う。今までただ一人で戦ってきていたが、合体という発想はとてもユニークである。声もまた、合体していておもしろいところが特徴的だ。ポーズも見ていて笑いがとれるほどだ。

個性に富んだキャラクターたち

このアニメはほんとにキャラクターたちが濃い。濃すぎる。一人一人の特徴的な発言と技が理解しやすいので子供でもすぐに覚えるだろう。ゴクウなら「かめはめ波」というわざは有名だ。彼の技をくちずさんだ人も多いだろう。頭は弱いが、性格はとてもよくかわいらしいところが好感をもてる。仲間を大切にし、悪の敵をやっつけるところはこのアニメのだいごみだ。ヒーローとしてゴクウはこのアニメでの役はしっかりと確立している。ただ、そのまわりのキャラクターもいなくてはならない大切な存在である。カメセンニンはゴクウの師匠であり、エロだが見ていて癒される。クリリンも大事なパートナーだ。「キエンザン」という技は私は好きだ。彼のゴクウへの突っ込み役として、かつ友としての重要な役割だ。最初はずるがしこいキャラで好感は持てなかったが、段々ゴクウの影響を受けたのかヒーローになろうとする。真面目に修行し、強くなっていく彼を好きな人も多いだろう。ブルマは私は最初はいなくていい存在だと感じていた。戦えるわけでもなく、弱い。しかし、ストーリーが進むにつれてとても重要役割をはたしていることがわかる。ブルマの開発力のレベルはとても高く、みんな役にたっている。やはり、見始めたときはヤムチャと付き合うと予想していたが、びっくりな相手であったことはみな知っているだろう。ヤムチャのキャラもなくてはならない存在だ。始めはボスとも呼べるような位置にいて、今後もゴクウのライバルになると私は思っていた。そおいう意味では位置的にはピッコロとも似ている。彼はとてもツンデレでゴハンとのやりとりは実におもしろい。だが、私が一番焦点を当てたいのはベジータの存在だ。彼のように最初から残虐なキャラクターは最後までふつうは敵のままだ。そのままやられるの普通である。しかし、この物語ではもう一人のヒーローとして活躍している。ゴクウとの一生のライバルとして認め合い、競いあう姿は彼の王子としてのプライドだろう。発言もとても独特でさまざまな名言を生んでいる。この物語ですばらしいのは敵がみんな仲良くなっていくことが多くなってきていることだ。

ナレーションの重要性

このアニメは大人から子供まで見ることが予想されるため、アニメチックにさせすぎてもダメである。ハンターハンターのように解説をただ、たくさんいれればいいというわけでもない。ストーリー解説はたしかに重要だが、一つ一つのシーンにまで入れると邪魔になってしまう。今の子供でも敵がだれで、味方がだれというのはなんとなく分かるので、説明の必要がない。ナレーションはあくまで最初の段階で今まであったことを簡潔に説明すべきである。その点に置いてこのアニメではバランスが取れている。また、ストーリーに合わせたナレーションや感想もすばらしい。クリリンなどが敵やられてゴクウが間に会ってほしい時に適切な視聴者の気持ちを代弁してくれている。また、そういったところで一話が完結するので次回を見逃さずにはいれないのである。

あなたも感想を書いてみませんか?
レビューンは、作品についての理解を深めることをコンセプトとしたレビューサイトです。
コンテンツをもっと楽しむための考察レビューを書けるレビュアーを大歓迎しています。
会員登録して感想を書く(無料)

他のレビュアーの感想・評価

それぞれの強さの疑問点についての考察

地球人たちの強さについて久々に天下一武道会に参加した時にヤムチャがクリリンの娘に対してお父さんは地球人の中で一番強いと言っていたが、はたしてクリリンが本当に最強なのであろうか。考えていきたいと思う。ヤムチャがこのように言っていたのはクリリンの娘であるマーロンを安心させるためでもあったかもしれない。もしくはあの天下一武道会に出場しているメンバーではという意味がいったのかもしれない。しかし、気を感じることができるヤムチャであるので、だれが最強であるのかは一目瞭然であると思う。悟空、ベジータ、悟飯たちはサイヤ人、ピッコロはナメック星人、18号は人造人間であるため、当然それ以外の人たちと比べてということになるが、その人たちを除くと、悟空の仲間たちの地球人で戦闘するのはクリリンのほかに天津飯、ヤムチャ本人、餃子であるが、この中でクリリンより上の可能性もあるのが唯一天津飯であると思う。むかしは天津飯...この感想を読む

4.04.0
  • フクロウフクロウ
  • 256view
  • 2081文字
PICKUP

努力することと人間性を磨くことのモチベーションに最適なアニメ

大切なことが学べるアニメアニメとしてのクオリティももちろん高いです。単純にストーリーを追っていっても十分に楽しむことが出来るけれど、それ以上に人生における大切な教訓を学ぶことが出来るアニメでもあります。とにかく、いろいろな要素が詰まっています。なので、ぜひ多くの人に、特に子供たちに観て欲しいアニメです。そして、ドラゴンボール改で学んだ教訓を大切にして立派な大人になってほしいと思います。私自身も子供のころに漫画のドラゴンボールを読みましたが、その頃はまだストーリーを楽しむだけでした。キャラクターが好きだったり、次々と強い敵が現れてハラハラしたり、その強敵を倒していく悟空たちに興奮したり、その程度でした。大人になってからドラゴンボール改をアニメで観て、この作品の本当の素晴らしさがわかるようになりました。上を目指してひたむきに努力する姿勢が素晴らしかったり、孫悟空の純粋さや人柄は何よりも立派...この感想を読む

4.54.5
  • ウィルウィル
  • 203view
  • 2215文字

感想をもっと見る(5件)

関連するタグ

ドラゴンボール改[DRAGON BALL KAI]を観た人はこんなアニメも観ています

人気のバトルアニメランキング

人気のHappinet(SB)(D)アニメランキング

ドラゴンボール改[DRAGON BALL KAI]が好きな人におすすめのアニメ

ページの先頭へ