豪華な役者がはっちゃけた演技
80年代のさまざまな素晴らしい文化が花開いた時代をゆるく知ることができる
時代は、1980年代設定。実際に存在する人たちが登場してきます。ちなみに私は全然まだ生まれてない年代なのですが、なぜか懐かしい感じがします。
そして、そんな時代に生まれ大学時代を共に過ごしたゲーム、アニメ界の重鎮たちがコミカルに描かれている。ゲームもアニメもオタクといえるほどまでには詳しくないのですが、この同時の大学はとてつもなくオーラがある人たちが集まっていたのではないでしょうか。この時代はあらゆる文化が花を開いた時代らしいので、いろいろと刺激が多い時代だったのですかね。
主人公の性格が異常なほどにポジティブ
庵野という圧倒的な存在を自分と競り合うライバルと勝手に思い込んでいるあたりがかなりのポジティブシンキングですね。でも、若い時って自分最強なんじゃね?自分すごいんじゃね?みたいな感覚になることありませんでしたか。そういう若さゆえの無知さを見事に表現していると感じます。そういう無知のパワーが、大学時代など若い時のエネルギーになっているということをなんだか思いました。大人になると現実を知ってそのエネルギーはめちゃくちゃ落ちてしまいますが、やっぱり若い時の力とか有り余っている時間って大切なんだなと思ってしまいました。
悲しい気持ちには絶対ならない
明らかに主人公が落胆したり、ショックを受けて悲しんでいら場面でもすごく笑えます。とても沈んだ時のあからさまな落胆の仕方がコミカルです。全ての要素を笑いにしていると感じた。主人公は何回か落胆する場面があるけど、そ うゆう姿もおもしろです。でもすごく感情に共感できるところもあって、すごく愛すべき主人公だと思いました。個性の強すぎる脇役がアクセントとして登場するので全然飽きないでワクワクしながらみ続けられました。とにかく出てくるキャラクターみんなすごい部分もあるけどその分、変な癖があったりとか完璧な人物は一人もいないです。でもそのダメな部分や変な部分がとても愛すべきところだと感じられる作品でした。
それにしても、主人公を見ていると、なんでもできないと思うより、自信過剰すぎるくらいがいいのかも!となんとなく思えて勇気付けられます。とってもおもしろい作品でした。
一つ気になるのは、実際に存在する人物がどのぐらい忠実に描かれてるのか気になります。でも80年代を知らない世代でもとっても楽しい作品です。
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