テレビ東京のドラマに、またゾンビが襲来
「セーラーゾンビ」を視聴した感想です。人類がゾンビ化した、終末の世界を生きる女子高生達、という切り口は面白かったと思います。ストーリーの途中途中で、「DJマーロンとは何者なのか」「人と区別のつかないゾンビが身内の中にいるのか?」「消えた仲間達はどこへ行ったのか?」など、先が気になるような謎も用意され、視聴者を飽きさせない工夫があったと思います。しかし、ミステリーとしても、サスペンスとしても、青春物語としても、中途半端という印象が拭えませんでした。まず、全体に流れる呑気な雰囲気が、見ていて受け付けないな、と思いました。終末世界なのに、みんな呑気なのはおかしい、というわけではありません。どんなに窮地に問い詰められても、人間の日常ですから、気の抜けるような部分もあるかと思います。問題はその呑気さが、どうにも作為的であることが、見ていて白けるという事です。オッサンの気配を消してほしいまず制作側が...この感想を読む
1.51.5
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