世界観が好き
歌の世界観がバッチリ!
平原さんが歌う「はじまりの風」が物語の世界とすごくあってて良かったです。中国を題材にした作品ということを意識してだと思うんですけど、イントロから二胡っていうんですか、中国を連想させる弦楽器で演奏されているから余計に合っているんでしょうね。そしてまた歌詞がいいんですよ!きっと原作をしっかり読まれてから作ったんですね。そうじゃないとあんなにピッタリな歌詞はできませんもん。だからこそより物語に花が咲くんですよね。からの映像もすごいキレイというか、曲だけで聞くのももちろんいいんですけど、映像と一緒に見るのが一番ベストだと思います。なんせ物語とかなりリンクしているから何の違和感もなく見れちゃうんですよね。平原さんの歌って「Jupiter」しか知らなかったんですけど、彼女の新しい代表曲としてふさわしい曲だと思います。なんせ歌い方もいいんですよね。Aメロのところは切ない感じで歌い始めたかと思ったらサビに入った途端力強く歌い上げていてそのギャップが何とも言えなくて好きなんですよね。それもこの物語の世界観を演出するのに一役買ってくれていたと思います。この歌ってどっちかっていうと劉輝の目線を歌にしたんじゃないかなって思うんですよね。何となく王として立った劉輝のこれからのことを歌っているんじゃないかなと思ったんです。それになんか応援歌みたいな感じで聞いていると元気になれるっていうか。落ち込んでいる時に聞くのが一番いい曲だと思います。
秀麗がたくましい
秀麗の場合はたくましいだけじゃなくて、心がきれいなんですよね。それに正義感が強いっていうか自分の考えをしっかり持っている子だと思うんですよね。何より自分の夢に向かっての努力を惜しまない所がすごいと思います。まずもって男性しか入れない所に入ろうとするところが偉いっていうかなんて言うか、普通はその時点で諦めてほかの目標を探すのに男装までして叶えようとするところが尊敬しちゃいますね。アニメのキャラクターだけど本気で応援したくなっちゃいました。それに何といっても可愛いんですよね。言いたいことははっきり言うタイプだから自然と人も集まってくるし、頭もいいから頼りにもされますしね。間違いなく人気者になれるタイプだと思います。そしてどんな逆境にもめげずに立ち向かう姿にはほんとに胸を打たれましたね。夢は諦めなければ叶うんだってことを教えてもらった気がします。こんなに強いヒロインは今まで見たことなかったですね。それに女性らしいおしとやかな感じとちょっと男勝りなところを兼ね備えていて好感が持てました。彼女がみんなから愛される理由が分かりますね。
劉輝って意外と・・・
劉輝って最初のころは天然っていうか抜けているっていうか一言で言っちゃえば、おバカみたいな感じのキャラだったのにまさかのそれが演技だったっていう事実には驚きましたね。でも戦闘は結構強かったからそのギャップも感じてましたけど、まさか頭もよかったなんて・・・!きっと自分の立場から目を背けていたんでしょうね。自分覇王にはふさわしくないっていう思いからそういう行動に出てしまったんでしょう。やればできる子なのにもったいないですよ。でもやっぱり恋をすると人って変わるんですね。秀麗効果は絶大だったと思います。何より劉輝みたいに問題から目を背けるタイプを一番嫌いそうですからね、秀麗が。それにしても秀麗にずっと片想いしているっていうのも可愛いなと思いましたね。普通そういうのって女の子の方があるあるな話なんだけど、そういうところがちょっと女子力高いなって思いましたね。さりげなくアピールはしてるんだけど、それに気づかない秀麗も相当な鈍感さんですけど。でも普段はどことなく頼りない感じなのに秀麗のことが絡んでくると急に男らしくなるっていうか気合が入るっていうか。そこがまたいいんですよね。それに秀麗と出会ったことで王としての自覚もしっかりついたし、なんせそばには絳攸や楸瑛がいますからね。頼りがいのあるサポーターが二人もいるんですから、何の心配もいりませんしね。そして何が驚いたってまさかの静蘭と兄弟っていうね!まさかと思いましたよ。確かに何で静蘭が秀麗達と一緒に暮らしているのか謎ではあったけど、まさかの王族だったなんて。言われてみれば所作もきれいっていうか、何でも要領よくやっちゃう辺りがそういうフラグだったのかもしれないですけどね。
お約束の三角関係
そこまで大っぴらには出てなかったですけど、間違いなく秀麗と劉輝と静蘭は三角関係でしたね。劉輝も静蘭も兄弟っていうだけあって好みが似てるんですね。ましてや静蘭はずっと一緒に暮らしていたわけですからそりゃ恋心が芽生えない方がおかしいですよね。でもそれを秀麗に悟られないように必死に隠していたところがいじらしい。劉輝が出てきたことによってそうもいかなくなっていた感はありましたけどね。でも静蘭は元々優しい性格ではあったからなんだかんだ言っても劉輝に譲っちゃうんですよね。というか秀麗の気持ちが分かったから余計なのかもしれないですけど。好きな人には幸せになってほしい、たとえそれが自分じゃなくても・・・っていう感じが切なくて。ただ秀麗にとっては静蘭はお兄ちゃんっていう立ち位置だったからどっちみち恋愛までには発展しなさそうでしたけどね。静蘭はそれでも変わらず秋冷のそばに居続けるんでしょうね。きっと兄として秀麗と劉輝の2人を見守っていくんだろうなって思います。それに一見物腰柔らかそうな感じだけど意外と腹黒いっていうか計算高いっていうか、しかもそれを絶対に秀麗に見せないっていうのがまたなかなかやり手だと思いますよ。だから秀麗以外の人は静蘭の本来の姿を知っているんでしょうね(笑)
邵可のギャップがすごかった
いつもは美味しくない父茶を淹れて秀麗にもやいやい言われるようなどこまでいっても優しいお父さんなのにまさかの裏稼業の頭領だなんて驚きですよ。しかもあの優しそうな顔から一変して人を殺しそうな怖い顔になるのが印象に強く残りましたね。しゃべり方も普段は穏やかなのに物凄く攻撃的な話し方になるっていうか。普段からは想像もできない変わりようですごかったです。でも黒狼のときの邵可も渋くてかっこいいなって思いましたね。声もいいし。でも私的にはやっぱりまずい父茶を淹れる邵可の方が好きですね。なんていうか癒されるっていうか心が和むっていうか。ダメパパっていう感じが何とも言えないんですよね。そして秀麗がなんだかんだ言いながら面倒を見るっていうあの図が好きなんです。その二人のやり取りを見守る静蘭のこの三人のバランスがほんと好きですね。でも黒狼として活躍していたことを秀麗に話さないのはやっぱり邵可自体もあまり知られたくないと思っているからなんでしょうね。何かあれば自分は行かなきゃいけないけど、秀麗が知ったら絶対止めますからね。きっと娘に心配をかけたくないっていう親心から隠しているんでしょうね。静蘭もそんな邵可の気持ちを汲み取ってあえて何も言わず普通に接しているんだと思います。それに男で一つで秀麗を育てたっていうところを考えるといいパパですよね。どんなに娘に厳しくされても笑顔で返しているあたり、なかなかのメンタルの強さを感じますね(笑)それも邵可なりの優しさなんでしょうね。
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