リアル感に欠けるが、それぞれ楽しむポイントはある
石田ゆり子さんの美しさが際立つドラマ
全体を通して感じた一番大きな感想は「石田ゆり子さんきれ〜〜い」ですね!笑
40代と思えない透明感!
ファッションもお医者さんという職業柄、すごく派手ではないけど上質なシンプル大人スタイルという好印象なものでした。
優しい色味の服装でファッションでも楽しめた!という方もいそうですよね。髪型も無理に若作りするわけでなくナチュラルで綺麗。理想の40代ですね。
でも、、こう儚げすぎて「医者!」という感じは薄かったかな、、と思う一面も。幸薄そうなのはドラマの役作りだと思うのですが、それにしても儚げであまりにも可憐。
女医のイメージがバビっとして目力強すぎるイメージなのかもしれませんが。笑
というか、しっかりオフィシャルサイトを見るまで、斎藤工さんが主演なことを知らなかった私。
「え、これ石田ゆり子さんの主演じゃないの?」と正直思いました。(私だけ?)
キャスト全体を見ても、割と癖のあるタイプの役者さんがいないイメージ。生瀬さんいるけどさほどインパクトを感じないような。
医療ドラマゆえに白衣であったり色味が落ち着いているからそう感じるのかもしれませんね!
いや、しかし、石田ゆり子さんの透明感はどこから来るのか、、ため息ものです。
医者たちの恋愛模様
このドラマのキャッチコピーが「命を救う人間が、恋に落ちてはいけませんか。」
とりあえず、「え、なにがいけないの?」とむしろ思いました。笑
お医者さんだってみんな結婚してたり子供いるイメージだったけどなぁと。女医さんは独身多いのかな?
大学病院などの大きな施設でしかも、緊急で呼び出しがかかるような現場にいる場合は恋愛する暇もないのでしょうかね。
そもそも医者が恋愛しにくい、というイメージがあまりなかったのでこのキャッチフレーズはピンときませんでした。
「命の尊さ」「医療現場の難しさ」「医師の恋愛」どの要素もモリモリに詰め込むと結果ぶれますよね、、このドラマは少しぶれていたかな〜と個人的に思います(偉そうにすいません)
ただ様々な恋愛模様の中で唯一、伊原剛志さん演じる仁志先生と、板谷由夏さん演じる市川友子先生が不倫からの妊娠というところはリアルな感じがしました。
嫌なリアル感ですけどね。笑
それ以外は、、ザ フィクション という感じで感情移入はなかなか難しい内容だったかなと思います。
斎藤工さんの悩ましい演技
ご本人も昼顔でブレークした時から危機感みたいなものを口にする場面をテレビで拝見してましたが、このドラマでも 「悩ましいな〜」と思いながら見てました。
世間ではエロさや色気を求められるけど、まじめで熱血な先生の役。年上の先生との恋愛。
すごーーく難しかったのかなーーと想像しちゃいますね、いらないお世話ですけど。
結果、やっぱりあまり響かなかった。。
熱血だけどねっとり、まじめだけど目が疑わしい。石田ゆり子さん演じる千鶴を今は好きだけど、どうせそのうち若いナースに手だすだろ?と、思ってしまう私がいました。
これは斎藤工さんの演技うんぬんではないかもしれませんが!笑
一つの作品でキャラクターが一人歩きしてしまうのは役者さんにとっては大変なことなんだろうな、と。 オープニングとか無駄にエロスを出してきてましたが、患者の目線から言うと医者にエロスはいらなすぎる要素だし、、演出の方、世間のニーズを読み間違えたな、、
斎藤工さんのあたり役にしたかったのなら医者じゃなくて、弁護士とか刑事とか少しワイルド感も出せる物の方がよかったのではーと思ってみたりしますね。
昼顔はもさい感じの、普通の中に色気あり!がウケたのにあからさまに色気を出したら、だめだめ!これは演出に問題ありですね。
リアリティが薄い
元々リアル感というのを大事にしていないドラマなのかもしれませんが、それにしても視聴者はあまりのめり込めないな、と感じました。
守田先生の無駄にむき出しな色気も、医者に100%見えない相武紗季演じる奈々先生のビジュアル。
生瀬さん演じる渡辺も、こうゆう生瀬さん何度見たかな〜と思うような感じ。
板谷さん演じる友子先生と、うまくいってない旦那さんとの冷えたやり取りはリアルだったけど、旦那さんのキャラが濃くて、こんな医者やだよ、と思ってしまう始末。不妊に悩む妻とそれを避ける夫、というのは社会的にも共感部分だったのかもしれませんが、結果ダブル不倫で妊娠。悩ましい展開。
ドラマにすべてリアルを求めているわけではないけど、それならいっその事どっぷりフィクションに浸かりたい。現実世界ではありえない出来事がおこる作品ならその世界に寄り添って見る事もできる。
でも医療ドラマというカテゴリーは少なからずリアル感が出てしまう物だし、それに真摯に向き合う作品でなければと個人的に思います。命の問題なだけに。
だからこのドラマは医療の部分でリアリティがなく、しかもサブというか本テーマは恋愛。
難しい、、すごく難しい。ぶれる。見る方もぶれます。
あまりにも多方面のメッセージがあるドラマは、結果見終わったときに「あれ、結局どんなドラマだったっけ?」と思うことが多いです。
頭に残った台詞とか、シーンとか、何個かあるものですが、この作品にはそうゆうのがなかったのです、、辛口ですみません。
1話のホテルの宴会場で倒れた人を看病することろで出会うというのは割とスタートよかったんだけどな、、
結果 斎藤工さんの色気を楽しみつつ 石田ゆり子さんの美しさに浸る作品
私個人の意見としてはこれに尽きる!
「色気を楽しんでください!」というドラマの作り方なので、それを純粋に楽しめる方。
石田ゆり子さんの透明感と美しい声に癒されたい方。
いいドラマです!笑
内容は個人的には残らない作品でした。ピンポイントで「平山さんかっこよかったな〜」とか「仁志先生の奥さん、損な性格だわ〜」とか「板谷さん 美脚〜」とかそんな感想です。
娯楽として見るには命の話なので、少し違う。恋愛ものと思うと、ドロドロ感もなく割と予想範囲内のスタンダードな恋愛事情。大学病院のいざこざもどこかで見た事のある展開。
医療ものってやはり相当なインパクトや強いキャスト、脚本がないと難しいんだな〜と思いました。
医療もの好きな私としては物足りなさが残りましたね。恋愛もの好きな方には響いたのかな?いや、きっと中途半端だったはず、、(勝手に想像) そう考えると医療ものでヒットした作品って主役がいかに大事かとわかりますね。 だいぶ昔ですけど、救命病棟にどっぷりの時には「病気したら絶対進藤先生に見てもらいたい!」と思ってましたもんね。
江口洋介さんのようなお医者さんいないとわかっているけど、でもどこかの病院に進藤先生はいるのでは?と思えるようなリアル感。
それってきっと大事ですね。主役の○○先生がいかにリアルで、患者目線のファンがどれだけつくか。そうゆう意味では斎藤工さんはインパクト?演技力?に欠けるのかな。。
色々酷評しましたが、ただ、ひとつ言えるのは斎藤工さんのファンにはたまらない作品だと思います。
白衣姿に鼻血ブーになることでしょう。背が高いから似合いますしね。
あと平山浩行さん好きな方。個人的に平山さん好きなので、そこは楽しめました!
ひげも医者のビジュアルとしては置いといて、かっこいいし、白衣が似合う。
こんな先生いたら、、、と思えたら儲け物。
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