どう自分の人生を生きるのか - もしも昨日が選べたらの感想

時間の大切さ

仕事に没頭するあまり家族との時間があまりとれてなかったり、ストレスでイライラしてしまったりしている主人公マイケル。でも彼は手に入れた不思議なリモコンで時間を操れるようになります。でも嫌な場面や煩わしいことから逃げるためについつい早送りにしたりしてしまいます。最初はまだ良かったのですがそのリモコンは学習をするリモコン。大事な日々を自分の意志でなくても早送りしてしまって、いろんなことを見逃してしまいます。振り返ることはできても決して過去はかえることはできない。自分の父親と最後にあった日の[愛してる]を何度も繰り返し再生する姿は見ていて切なかったですね。そして早送り中は自動操縦になってしまうため、自分が知らないうちに離婚をしていたり子供が大きくなってしまっていたり。現実には起こりえないことではありますが、毎日を大切にしないといけないですね。

良い意味の裏切り方

こんなありえない話だし、リモコン手に入れる前に商品のベッドに寝転ぶ描写があったので夢オチだと思ってました。だからマイケルが死んでそのベッドのところで再び目が覚めたときやっぱりなっと！夢でリアルに体験したからこそ家族を大切にしようってしてるマイケルに感激しました。でもふとみるとそこには例のリモコンとモーティからの手紙が！まさかの夢じゃなかったことに良い意味でびっくりな展開でした。[善人にはたまにはいいことがあるべきだ]まさかこっちがフラグだったとは！はじめて会ったときの話で[これは規則違反]だと話しているモーティがいます。父親が亡くなったときに自分が死の天使だということを明かします。すでにモーティに出会ったあのときマイケルの死は決まっていたんですね。でもチャンスをもらったとそういうことだと思います。

一度きりの命

マイケルはモーティにリモコンをもらったことで人生をやり直すチャンスを得ました。彼はこのままだったらどうなるかっていう体験ができたからこそ、2回目のその時間はきっと良いものにしようと気をつけることができると思います。でも現実はそんな大切なことを教えてくれる人はいません！自分で何が本当に大事なのか考え見極めなければいけません。正直選択したことが正しかったのかなんてそんなことは死ぬ瞬間までわからないことの方が多いと思います。でもだからといって周囲や自分が見えなくなってしまってなんとなく選択しては絶対マイケルのように後悔することになると思います。自分の人生一所懸命ゆとりをもって生きたいものです。