先生と生徒と - 地獄先生ぬ〜べ〜NEOの感想

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地獄先生ぬ〜べ〜NEO

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画力
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ストーリー
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キャラクター
4.00
設定
3.50
演出
4.00
感想数
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先生と生徒と

4.04.0
画力
4.0
ストーリー
3.5
キャラクター
4.0
設定
3.5
演出
4.0

目次

地獄先生ぬ〜べ〜NEOは旧作で登場した生徒が大人になって先生になったところから始まります

原作が真倉 翔さんでマンガ絵を岡野 剛さんが担当しているマンガ本ですね。昔テレビアニメにもなりました。鵺野鳴介先生が主人公で声優の置鮎龍太郎さんの3枚目的声と演技(声がたまに裏返るところとかが面白い)がとても良かったと思います。このNEOは前回ぬーべー先生のクラスの生徒だった稲葉 郷子ちゃんが大人になって新米先生になるところからストーリーが展開されていくんですが確かに前作の時代はまだ生徒と先生の立場がうまく保たれている時代だったかと思っていますが。

時代と共に人は優れた存在になっているのかまたはいないのか

はやり言葉じゃないですがモンスターペアレンツという言葉をたまに聞きます。自分の知り合いも昔学校の先生になりたかったそうですがこのモンスターと化したご父兄たちと渡り合うのを躊躇した先生になるのを辞めてしまったという悲しいいきさつを聞きました。本作でもその事が取り上げられています。新米教師の郷子がさっそく授業を始めようとしているというのに生徒達は塾でやらされているからもういいとか、勝手に授業でも何でも始めてしまえみたいなとんでもない態度を示すんですね。これらの現象の背景には若い親たちがいい加減に子どもを育てていて子ども達の躾の大部分を学校に任せてしまおう、それで子供達に手をあげようものならマスコミにでも訴えてしまおうとかいうめちゃくちゃな態度が原因なようで劣化した大人から生まれた劣化した子供達と向き合う学校という場の極端な場面を描いているんですね。ただこんな学校もあるのかもしれませんが基本人間の脳は進化していると思っていますので現代の子供の方が知能は高いというか知識量、情報量は得ていると思うんでいって全くわからないことはないと思います。ぬーべー先生の丁寧な生徒1人1人を重んじる気持ちは生徒に通じていたみたいなところを読んだ時はそらそーだ、なるほどと思いました。

郷子の生徒の北くん

家庭の事情で不幸なシーンにいる北くん、妖怪は不幸に寄りつくのかな?ここまで教育を考えさせる良いマンガっぽい感じだったんですが郷子が北くんの助けに入りますとモンスターの攻撃で案の定、郷子の服が藪れるシーンでエロマンガに変身してます。やっぱりこういう要素は省けないものなのか、と思いましたがあのシーンだけなければ「マンガで読める教育とは何か」という教育部門で売られるようなマンガになりますからね。

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