将来の予測
「21エモン」は藤子・F・不二雄先生による未来のお話
ドラえもんみたいな路線とは思われますがそれよりももっと現実と繋がっている部分が多いと思っています。それに登場するボキャブラリーが子どもには時々ちょっと難しいんじゃないかなあと思われるものも含まれていますので大人の人達でもそれなりに考えさせられることもあるんではと考えてしまいます。まず核戦争とかネタに扱っている時点でほがらかなドラえもんの世界とは全く違った路線になってしまってるんですよね。
すんごい先の地球の話だけど
今の時代の地名とか出てくるんで一応現在から派生した将来の地球なんだろうなということが予測できますし色々と気になる地名も出て来ます。しかし連載当初は1960年代というまさかそんな昔だったとはねと思わせられました。その割にネタはそこまで古くない。やっぱりエスエフマンガはネタが古びにくいところがあるんでしょうかね。ただやっぱり今の世界がこのマンガに全然もう追いついてない。1960年代からしたら2018年の地球はすんごい先だったはずでもうエアカーとか出て来てる始末。でも今の地球はまだそんなもの開発もしていないからちょっとがっかりですけどもね。
想像はまだまだ科学をこえすぎている
そう、このマンガ21エモンこそそれをすごく思わせる作品なんですよ。あまりに今の時代がゆっくりすすんでいるので。というよりまあそこいらのサイエンスフィクションはもっぱらそうでしょうね。想像はとても大切ですがやっぱりもうちょっとリアルさが合った方がいいのでしょうか。年代と実際のイベントをばっちり当てるような予言書的まんがはそうそうありません。でもギャグっぽいノリも多いこのまんが、キャラクターや設定のネーミングも面白かわいいので許せます。大体ドラえもんとのコラボがあったのは良かったです。アニメの場合ドラえもんファンサービスからスタートさせたのは戦略でしたかね。モンガーの声はアニメではポケモンと同じだったので今見るとすごい美味しいかもしれませんね。しかしながらこの頃の藤子先生のSFを使用したマンガはは目を見張るものがあったのでないかと思っています。どんどんご自身の脳がタイムマシーンでワープされていたのではないかと思っています。この当時の原作のマンガを見ていれば確実にそう思いますよ。例え21エモンの顔が時々スネ夫みたいになっていたとしても。将来の科学者を育てたければこういうマンガを普通に読んでいたらいいと思います。
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