映画好きあるある!
理解されない映画オタクの代弁者本作は非常にバランス良く、映画好きの叫びを全て代弁してくれる漫画である。映画鑑賞といえば、読書に並ぶ平凡な趣味であるにも関わらず、映画マニアはなぜか一般の映画好きとは別として存在する。一般人とは何をさして一般人であるかということはさておき、映画マニアは基本「語りたい」のである。インターネットの復旧で「レビュー」等が散見されるようになった今でも、映画マニアは、映画を語れる友人を求めており、映画にさして興味のない人々にその魅力を伝えたいというものである。しかし一方で、理解されないことも多く、その苦悩は絶えず人間関係を維持するために押し黙ることもしばしば。この作品はそんな映画好きの苦悩を全て表現した作品であることは間違いないだろう。映画が実名ででる何よりもこれがありがたい。近年の漫画作品にはこれを伏せ字にして「分かる人にはわかる」というなんとも、読む人を選んだ表...この感想を読む
4.54.5
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