ロボットアニメの基盤
AKIRAのパロディの元ネタはこのアニメだった
作品として内容のつながりは全くないですけどね。しかし全26話のシリーズとは、ある時のテレビ東京アニメと同じ2クールものだったんですね。白黒テレビ時代からのとんでもなく古いアニメみたいなのでびっくりです。鉄腕アトムみたいにまるで心を持っている感じの人間的なロボットではなく金田正太郎という少年によって操られて動く兵器なんであまりキャラクター性とかはないんですがその存在自体は巨体同様に大きい気がします。ただあの操縦する為の装置があまりにも単純な構造に見えてしまうのでそれは時代を反映しているにかなあと思ってしまいます。
昔の鉄人28号の次回予告とかすごかった
友達に昔のアニメ用バラエティ番組の映像を見せてもらっていたのですがあのコメディアンのダウンタウンが司会をしているものだったんです。彼らがこの鉄人28号をフジテレビの番組で紹介してくれていました。次回予告集の中でこのアニメのものもあったんですが昔の次回予告って長かったんですね。**が**でOOがXXだったのです…くらいの長さで今のアニメだったら終わると思うんですが…というのも実は…みたいな感じで次回予告が延々と続きほとんど次話の内容を全部言ってしまっていましたんですね。だから予告というよりも次話短時間版総集編みたいな感じだったのでかなりコケました。今はこういう事するアニメはありませんよね。アニメも日々進化しているんですね。
時代からするに設定もリアルに感じられます
太平洋戦争末期に作られた巨大ロボットという設定ですが太平洋戦争自体が1940年過ぎだとするとこのアニメが作られたのはその20年後くらいで連載自体はもっともっと早かったはず。だとするとその戦争の香りが嫌顔でも端々に漂いまくっているのではないかと、でもSFロボットアニメなので軽快にストーリーは進むぞといった感じですかね。今でいうとこの間の九州の大地震の後に災害対策として作られたロボット…くらいなリアリティーさなのではなかったのかと思われます。原作者の横山光輝先生はの功績はすごいですね。魔法使いサリーとかバビル二世とか三国志とかクラシックアニメやマンガの全盛期を形取った方のお一人でしたからね。何故か敷島博士とその存在が一部だぶってしまいます。手塚治虫と同じ高学歴漫画家かと思いきや銀行勤めをしながらのマンガ執筆だったとは。これもこれでエリート街道だと思います。そんな中で鉄人は生まれたんですね。お金の価値ほど感慨深いです。
- あなたも感想を書いてみませんか?
- レビューンは、作品についての理解を深めることをコンセプトとしたレビューサイトです。
コンテンツをもっと楽しむための考察レビューを書けるレビュアーを大歓迎しています。 - 会員登録して感想を書く(無料)