復活マンガの1つです
「ついでにとんちんかん」というマンガ、アニメの続編
今は昔にヒットしたマンガが続編復活することが多々あります。もっと新たなるエピソードを読んでみたい、作者が書き損ねたネタがもっとあった、作者が金銭的に困って来たので過去の栄光を呼び戻し新たにまた描いてみたなど理由は様々ですがこちらの「ミラクルとんちんかん」もそれらの路線の1つに乗ったようです。前作で中学生だったキャラクター達が本作では高校生になったというわかりやすい成長と変化から始まりますがそこまで様々な変化は来たしていなかった感じがしますので読者的には最近会っていなかったね、久しぶり、元気だった?といった友達に再開するような気持ちが多いのではないでしょうか。
昔はアニメにもなっていたという前歴がある生き残りが難しいと言われているギャグ路線。
このギャグ路線は本当に難しいと思います。ただ原作者にとってはこれしかダメなんだという方々もいらっしゃいますし描き続けられる体質の方は大丈夫なんでしょうね。この作品のマンガ家「えんどこいち」先生もギャグのプロですから。よくこんな事が度々思い付くなあと脳の柔らかさに感心させられますがこの方はあまりアニメなどをご覧になられない方だと作中で話しておられたことがありますね。だからネタ的にはちょっと下品な下系が飲み会とかでちょこっとアホな社員が言いそうなこととかも出てきます。でもコミックでジョークを極端に仕上げておられるパターンがほとんどですので実際には実生活ではあまり言えないタイプのジョークが多いんではないかと思います。(実際主人公の間抜作先生(職業は教師です)が言うギャグを言う人物が存在したらやばすぎてその場から逃げだしてしまうでしょうが)
ルパン三世みたいな泥棒サイドと学園マンガサイドと両方
だからうまく面白い要素を詰め込んではいると思うんです。教師の抜作先生とその生徒である3人の男女が盗みを行い招待を隠しながら生活しているんですがこの泥棒サイドの在り方についてはちょっと謎という感じもします。というのも盗んでいる品があまり役に立たないものが多く盗む必要性が感じられないので何の為にこんなリスクを負っているんだろうといつも思ってしまいますが、まあそこ自体が既にギャグなんですよね。要はめちゃくちゃやって笑いを取ればいいというコメディアン魂に基づいて作られている作品なので細かいことはどうでもいいんです。
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