アダルトアニメとして完成度高し!
アダルトサイトに!
このアニメ作品「あきそら~夢の中~」で驚かされたのは、アダルト動画サイトのアニメジャンルに掲載されているという事実です。
このアダルトサイトの中での「あきそら~夢の中~」の強みは、堂々と「無修正」という売り文句を載せられることではないでしょうか。たしかに陰部を直接描写している場面は存在しませんので、アニメ本編にモザイク処理はされていません。モザイクを入れる必要がないようにアダルト描写をされていますので、ポルノ映画を観ている気分です。服やズボン、下着、タオル、布団などで陰部が上手く巧妙に隠されています。
きっと、ポルノ映画のアダルト場面を研究して、「あきそら~夢の中~」に活かされているのだと思います。どのアングル、どういったシチュエーションで描けばモザイクを入れずに済むのか、参考にされているのは間違いないと思います。
そして、陰部を隠していることが、自然なシチュエーションで描かれており、明らかに隠そうとする不自然さを感じられません。そして、見えそうで見えない描写が一層にアダルト要素を強調して、魅力的な場面に映っているように感じます。
アダルト要素なしでは語れないアニメ作品なので、細かく記述してしまいました。アダルト場面でのアニメーションが、「あきそら~夢の中~」という作品そのものの大きな魅力とされていることが伺えます。
また、男性目線からすると、モテモテの主人公、葵 ソラ(あおい そら)が羨ましい限りに映ります。そして、華奢な印象の強い主人公、ソラのですが、信じられないほどの強靭な精力に驚かされます。
若さゆえに実現できる精力なのでしょうか(笑
前段階のOVA作品
OVA作品「あきそら~夢の中~」には、原作マンガが存在します。あまりにも過激な内容なので、コミックは絶版されてしまったようです。しかし、原作マンガを読んでいない人向けに制作され、連載元「チャンピオンRED」にDVD付録されたオリジナルアニメーションが存在しています。
確かに、OVA作品「あきそら~夢の中~」から観始めてしまうと、物語内容が理解できないと思われます。アニメ本編の中で、前提となっている背景を事前に理解してもらう必要があったのではないでしょうか。私自身もそちらを入り口として、付録DVDを観終えた後にOVA作品「あきそら~夢の中~」を観ましたので、理解するのに苦労はしなかったです。
しかし、逆に思うことは、OVA作品「あきそら~夢の中~」は二巻完結なので、三巻完結にした方が良かったのではないでしょうか。何も知らないで、OVA作品「あきそら~夢の中~」を観てしまうと、混乱してしまうことは容易に想像できます。
ただ、雑誌の付録DVDだったことを考えると、雑誌の購読者に試観してもらい、OVA作品の販売数を伸ばそうとした意図も伺えます。ただ、結果として分かりづらいOVA作品になってしまっている事実も否めないのではないでしょうか。
また、それぞれのキャラクター達の声優が変わってしまっていることも違和感をもたされる部分です。せめて、同じ声優を起用してほしかったと残念さを感じさせます。
近親相姦
アニメ本編の物語については、禁忌に挑む姿勢を強く感じられる内容です。現実の姉弟、逆に、兄妹は仲が悪いことが多いのでリアリティーに欠けるものがありました。
しかし、禁忌とされていることに真正面から挑戦したかった、原作者の意志を明確に感じられる部分があります。それ自体の良し悪しは置いておいて、ソラは、姉の葵 アキ(あおい アキ)、妹の葵 ナミ(あおい ナミ)と肉体関係を持ってしまいます。そして、それぞれ肉体関係をもつ場面において、避妊をしていないのです。避妊する描写に時間が割けなかったのではないでしょう。原作者は意図的に、避妊する描写を描いていないのです。
肉体関係をもつ場面において、明らかに、子作りをしている描写です。主人公のソラは、体外で射精するのではなく体内射精していますので、明らかな原作者の意図なのではないでしょうか。
さらに、それを物語る部分として、姉妹ではない同級生、澄弥 可奈(すみや かな)とも肉体関係を持ちます。しかし、その内容はオーラルであり、子供ができる行為ではないことが証明しているように思います。実際には、原作マンガの中では、この物語には続きがあり、姉妹と同じように子供ができてしまうような行為をするのかもしれません。
しかし、アニメ本編を観るかぎりでは、明確な違いなのだと捉えることができます。
アダルト描写だけではなく、「近親相姦」という禁忌を描きたいという明確な意思表示だと感じられないでしょうか。
登場する女性キャラクターの個性
姉のアキは、優等生タイプで文武両立したタイプです。
そして、妹のナミは、ツンデレ属性でハキハキしたタイプです。
さらに、同級生の可奈は、口数少なく慎ましやかなタイプです。
男性に受けそうなタイプを、それぞれ女性キャラクターの個性に当てはめて、キャラクターデザインされているように思います。また、性格面だけではなく、それぞれのキャラクターの体型においても同じことがいえます。
姉のアキは、バランスのとれたナイスボディータイプです。
妹のナミは、全体的に線が細く、胸の小さいタイプです。
同級生の可奈は、胸の大きさに特化させたタイプといえます。
明らかに、キャラクターごとに個性・違いを明確に打ち出されていることが印象的です。そして、3つのタイプに割り振った印象を強く抱きます。
色んなタイプの女性とのアダルト場面を描きたい原作者・制作スタッフの意図を感じられる部分なのではないでしょうか。
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