テニス、楽しんでる? - テニスの王子様の感想

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テニスの王子様

4.004.00
画力
3.17
ストーリー
3.17
キャラクター
4.17
設定
3.33
演出
3.50
感想数
4
読んだ人
11

テニス、楽しんでる?

4.54.5
画力
3.0
ストーリー
4.0
キャラクター
5.0
設定
4.0
演出
4.5

目次

話題に尽きないテニプリ

「テニスの王子様」は傍若無人なスーパールーキーである越前リョーマが主人公の青春テニス漫画です。

この漫画を読んでテニス部に入った人も多いのではないでしょうか!

リョーマは青春学園に入学しますが、同じテニス部の仲間と全国大会優勝を目指し成長していきます。

リョーマのいる青学だけでなく他校も含め多くのキャラクターが登場しますが、

どのキャラも個性的で魅力的なんです…。

よくファン同士で「どの学校が好き?」という会話になるくらいです。

テニプリを読み始めたのは小学生の頃でしたが、

当時の私は中学に入ったら手塚のような先輩に出逢える!と期待に胸ふくらませていたものです。

アニメやキャラクターソングのライブ、そしてミュージカル…と未だに人気が続いています。

作者の許斐剛先生も単独ライブやっちゃうくらい、とにかくスゴイですね…。

個性的なキャラクターたち

テニプリのキャラ達はほとんどが中学生ですが、「ほんとに中学生かよ!?」と驚く程にご立派です。

手塚や真田が家庭科の授業受けているところとか想像すると微笑ましいです。

リョーマや1年トリオや壇くん、金ちゃんあたりはしっかり中学生してるのにあの世界での

成長期は恐ろしいスピードで進んでいくのですね…。

そしてなんといってもイケメン勢ぞろいです。

菊丸派と不二派に別れたりしませんでした?

跡部様の前で雌猫化しない女性がいるでしょうか?

白石のキャラソン「毒の華」で屍になった人は一体この世に何人いるんだ…。

中学生ということを忘れてしまいます。

そんなイケメン達がテニスを通じて心を通わせていくんです。

テニスの技も最初は現実味のあるものでしたが、彼らの成長期は並の成長期ではありませんからね。

そりゃ分身したり、客席までふっ飛ばされたり、変装したりしますよ。

汗と涙だけではなく時には血を流し、友情を育んでいく…青春ですね。

リョーマがテニスをする理由

ネタ的な話題ばかりが先行してしまうテニプリですが、

改めてあらすじを書くと、

青春学園に入学した越前リョーマが、同じテニス部の仲間や他校のライバル達と出会い、

全国大会優勝を目指し成長していく話なんです。

リョーマの最初の目的は父親である南次郎を倒す事でしたが、手塚から“青学の柱”を託され

彼の心に変化が生まれました。

青学はついに全国大会で立海と試合をしますが、

幸村の持つイップスという技で五感を奪われリョーマは苦しみます。

「テニスってこんなに辛かったっけ」

それでも暗闇の中でリョーマは諦めずにボールを追いかけるのです。

こんなに苦しいのになぜテニスをやめられないのか。

そこでリョーマは気付きます。

テニスが好きだから、テニスが楽しいからずっと続けてきたんだと。

「テニスって楽しいじゃん」

テニスへの純粋な思いに気付いたリョーマはついに「天衣無縫の極み」へ到達します。

それに対する幸村は勝つことが全てだという考えであり、テニスを楽しむことができなかったのです。

幸村が病気により辛い思いをしていたことも彼が勝利に囚われてしまった原因なのでしょう。

天衣無縫に達したリョーマはついに幸村のイップスを破り、青学を優勝へ導きます。

リョーマはテニスの思いに気付き、そして同時に青学の柱の役目を全うしたのでした。

彼のテニスを見た仲間やライバル達も「テニスを楽しむこと」が一番大切なんだと

気付けたのです。

リョーマも当初は「父親に勝つ」ということに囚われていましたから、

最後に勝利に囚われる幸村と戦ったのはかつての自分を越えることでもあったのだと感じます。

おそらく彼らがまだ中学生だからこそ、そういった単純な答えに辿りつけたのでしょう。

ただ純粋に何かを楽しむことは大人になってしまうとなかなか難しいものですが、

彼らの熱いテニスへの思いを見ていると、一緒に青春を感じられるんです。

テニプリって楽しいじゃん!

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プレイヤー達についての考察

最強の技ランキングテニスの王子様の特徴で最大の魅力は技の多さにある。現実的には不可能なものなどさまざまな技があるがいったいどの技が最も強いものなのか。ベスト5を発表していきたい。ただし無我の境地系は技というよりもゾーン状態のようなものなので選外とする。最強の技は間違いなく手塚国光の零式サーブである。全く弾まずに戻るサーブであり、テニスではサーブはノーバウンドで返球してはいけないので、実質的に返すことのできない文字通りの無敵の技である。跡部のタンホイザーサーブの同じことが言えるが、無我でリョーマが使ったのに対して跡部自身がフロントフットホップで返しているため、零式のほうが上であると考える。腕にかかる負担はあるが、文句なしの1位である。次点は同じく手塚の手塚ゾーンとファントムである。球にさまざまな回転をかけることによって自らに引き寄せることができ、無我の境地でもコピーできないほど高度な技でも...この感想を読む

3.53.5
  • フクロウフクロウ
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