ひぐらしの全ての謎解き編! - ひぐらしのなく頃に解 祭囃し編の感想

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ひぐらしのなく頃に解 祭囃し編

4.754.75
画力
4.75
ストーリー
4.25
キャラクター
4.00
設定
4.50
演出
3.75
感想数
2
読んだ人
2

ひぐらしの全ての謎解き編!

5.05.0
画力
5.0
ストーリー
5.0
キャラクター
5.0
設定
5.0
演出
5.0

目次

真犯人高野の人物像

勘のいい人ならともかく皆殺しで犯人がわかったという人も少なくないはず。

そんな高野は目立たないよう、またヒールとしての面しか今まで描かれていませんでした。

なぜ、何度も梨花は運命に勝てなかったのか。

本来の彼女の人格は?というまさに、鬼隠し編から始まる幼少期から終わりまでの高野の心理描写や変化を見て貰いたい。

本来はどんな人だったかが理解出来るはず。

高野はいつから発症していた?

ここが高野は自分のしたことに責任を持つべき、という人と高野は症候群だよと意見が別れるところだと思うし私としては作者の理想の世界という発言からも推理が非常に楽しいところだと思う。

まず、部活メンバーは病の為人格が変わり罪はないという流れである。

高野の場合はいつから、という記載は具体的にないし良く見なければ最後の最後に発症したかな程度である。

最後、野村の報告書まで読んでない人だと症候群という記載はないしわからないと言う人もいるがそこは記載があるので細部まで読んでみよう。

最後は富竹も指摘しているから発症していると考えやすいが、高野が非難される1つ梨花の母親を実験体にするシーンでは正常だったのかどうか…だが、実験が失敗すると思った高野は今までになく取り乱す姿が描かれている。

それまでの高野とはまるで別人。

その辺りと部活メンバーの発症変化を合わせてみると実際は梨花が傷ついていると導き出した時期よりも事前から沙都子のように一定レベルで発症していたと考えられる。

梨花と神

羽生という神の力が祭囃子では、梨花の駒になるために人間として姿を表したことにより弱まってしまう。

しかし、今回人の強さや信じる強さ仲間の大切さという作者の訴えたかったことに照らし合わせると仲間である羽生が神として助けたのでは意味がない。

だから同じ土俵に立ち、信じる力を武器に闘う。

皆殺しまで過去の生い立ちから人を信じることに疲れた羽生が成長して皆殺しで信じる力を取り戻した梨花が神の力に縋り付いた時には母親のように梨花を諭している。

羽生は神である自分をどこか他と違う、自分のせいで悲劇が起こったと思っており自分はいつ消えてもいいと思っている言動が最終まである。

神の羽生ではなく人の梨花が最後に奇跡を起こすが他の誰でもなく梨花であったのは、梨花は神の生まれ変わりだからだと話しているが彼女の意思が1番強かったから彼女が望む未来になったというシンプルな答えである。

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ひぐらしのなく頃に、紹介

このひぐらしのなく頃に解 祭囃し編は、ひぐらしのなく頃にの話の終わりともいえる最後の物語りです。今までの世界で、うまくいかなかった運命にあらがう為にみんなの協力を得て、最大の敵に立ち向かう、という大雑把な解説ですが、読んでいただければそれがわかります。絵もうまく、それのお蔭で物語に引き込まれるという感じです。怖いところは怖く、シリアスなところは画力を上げる……。この祭囃し編の作画の人は、鬼隠し編、罪滅ぼし編を描いている人と同じです。この人の画力はとびぬけてうまく、ひぐらしのなく頃にの全体の作画を見てみると、この人がとびぬけて上手です。このお話は、生まれた時から神様が見える少女が、幾つもの世界を巡り巡って、定められた運命を覆すお話ですが、そのために、部活メンバーの協力、そのほかの人の協力を得て初めてその運命を覆すことが出来る……それまでにどんな苦労があったのか、7それは全巻を読んでみないと...この感想を読む

4.54.5
  • しげぞうじいさんしげぞうじいさん
  • 72view
  • 525文字

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