独特の空気感 - だぶるじぇいの感想

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だぶるじぇい

3.503.50
映像
3.50
ストーリー
3.50
キャラクター
4.50
声優
3.50
音楽
3.50
感想数
1
観た人
1

独特の空気感

3.53.5
映像
3.5
ストーリー
3.5
キャラクター
4.5
声優
3.5
音楽
3.5

目次

野中英次ノリ×美少女

クロマティ高校で名高い野中英次さんのストーリーで、最近はやりの可愛い絵柄にしたらどうなるのかといった実験的作品の祝アニメ化です。実験的といえばいつでも実験的な作風ですが。
クロマティ高校同様、アニメ化するとやはり雰囲気がますます独特に変わる気がします。宇佐美はじめちゃんなんかの最たる例であって、主人公がマンガと比べてある程度人権が保障されるというか、単純に言い変えると登場回数が比較的安定する傾向にあります。もはや誰がモブキャラで誰が主要人物なのかがわからなくなるのは本来致命的な出来事に思われるにもかかわらず、それが長所となってしまう
のはいくらなんでも作者をほめすぎです。スタイルがよくなくて顔もいまいちなのに人前に躍り出てアイドルをしている。でも、そこがいいと短所までをも長所としてとらえる半ば宗教じみた信者の色眼鏡と同じことです。しかし出来上がったキャラクターがひとり歩きしていく・・・あるいは暴走していくのを見守るということは、実力ある作者がなせる一つの技法であるのは
間違いありません。魅力があるから独り立ちすることができるのであり、その行く先を見守ることができるのは達観する姿勢が必要なだけでなく、
ガチガチに小難しい展開と理論に固めることないラフなノリが必要であり、楽譜を読めないままコードを経験とセンスと勘で押さえていく
ロックミュージシャンのような実力が必要不可欠なのです。

鳥獣戯画にこだわる謎の部長

カエルの絵といったら部長しかありえません。このしつこいまでのネタをいつまで引っ張るのか、毎度のごとくくどすぎるレベルですがここまで貫かれると面白いです。あまりに印象が強すぎて、もう本物の鳥獣戯画を見たところで部長のことしか思い出せなくなります。現実にまで弊害が出るので、ちょっと困りますね。
鳥獣戯画をまともに知らない小さい子なんかが、先にダブルジェイを見た日にはもうどっちがオリジナルなのかわからなくなってしまうことでしょう。
大人でもよくわからなくなるのに。実例をあげるならば、おそまつさんを大好きな女子中学生が「おそまつさん大好き!なにおそ松くんて!パクリぢゃん!!」
と声を荒げるようなことです。鳥獣戯画なんて、日本史を嫌いな子は一生記憶に残らないでしょうからね。
すっかり忘れ去られていく危険のある昔の芸術作品を現代に呼び起こし、こうして記憶に組み込んでくれるのですから鳥獣戯画はまだまだ私たちの記憶の中に
生き続けます。鳥獣戯画はまた寿命を延ばしました。つまり部長のカエルにかける情熱はこうして画面越しに報われているというわけです。

祖国が誇る伝統が継承されないことは非常に嘆かわしいことであり、その上に成り立っている文化の流れが断片的にしか見えなくなってしまいます。
自分の国の歴史を外国人の方が詳しいなんて、本来あってはいけないことです。源氏物語などにおいても本来は自分から読み進めてもいいくらい素敵な
最高芸術であるにもかかわらず自分から古典を読み始めた日には奇妙な目で見られます。古典=めんどくさい勉強とみなされているせいですね。
偏見にとらわれず遊び心で芸術に触れることがいかに大事か、今一度考えてみましょう。伝統芸継承部っぽくまとまったのでこれ以上言いたいことはないです。

キャラがかぶっている

マスクをかぶっているやつやら、損な役ばかり引き受けてしまいには登場回数が減らされていくという大変気の毒な人物は固定なのでしょうか。
そのまま顔を入れ替えた人たちがクロマティ高校でもいましたね。他の野中先生のマンガもいっぱいありますがやはり学園を中心とした高校生の生活を描いている以上比較対象にしてしまいます。他意はございません。もう本当にどうでもいい会議を年がら年中している連中なんて、メイクしてるかしてないかの差でしかありません。女の子がKISS風のメイクするとかわいいですけどね。唇なんか異常に色っぽくなります。まともだった主人公も、見ているとだんだん回が進むにつれて「こいつがいちばん頭おかしいのではないか」といった疑問が浮かんできます。
疑問ではなく間違いなくそれは事実です。
つまようじ職人の女の子が個人的にはかなり好みでして、登場回数が増えていくあたりとてもうれしかったです。好きなキャラを早いうちに見つけて、
そのキャラが今後登場するかしないかをひとりハラハラするのが、このアニメで唯一一回しかできない楽しみ方です。
忘れたころにももう一回できるかもしれませんのでおすすめです。わたしの好きなキャラはつまようじのミゾだけをつくる職人(名前は忘れました)だったのでこの試みは偶然にも成功したといえます。
わりと登場してくれました。まあかわいいですからね。なんでミゾだけなのか。考えるほど面白くなってしまったんですけど、つまようじを見つめていたらこんな設定が浮かぶものなんでしょうかね。妹まで存在するとはびっくりですが、ファンとしてはなんともうれしいことです?この無表情なかんじがたまらなくツボで、かわいらしいメカ沢みたいなものです。メカ沢かわいいですけどね。擬人化メカ沢新一。メカ沢はかわいいけれど変換が異様に面倒なので嫌いです。しかしかわいさだけでいったら越前谷さおりちゃんが一番ですけどね。彼女はイタコ職人さんです。いったいイタコに職人もなにもあるのでしょうか。

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