実在の人物が沢山
寂れた道中で京四郎は【 鬼目の狂】の指名手配の立て札を見ている。その京四郎を狂だと勘違いした、賞金小町のゆやが襲いかかる。そんな出逢いから2人は道中を共にするようになる。京四郎には秘密があった。道中2人が危険にあいそうになった時、京四郎の叫びと共に、京四郎の中に封じ込められていた【 鬼目の狂】が目覚めて、敵を素早い速さで仕留めてしまう。京四郎と狂には因果関係があり、狂は京四郎を恨んでいるようだった。旅を続けるうちに少しずつ2人のkyoの秘密と、ゆやが探している兄の敵の秘密がわかっていく。
この漫画の特徴は、実在の人物が多数出演していることです。まずは紅トラ改め、徳川家忠。もちろん父親の徳川家康も出ます。徳川の天下を狙い続ける真田幸村も出ます。伝説の真田十勇士ももちろん描かれています。伊達政宗も狂の昔の戦友という立場で登場しますし、織田信長は明智光秀に殺されずに生き残っていた。などと、オリジナル設定を作りながら聞いたことある名前が沢山登場して、歴史ファンならワクワクしてくること間違いなしです。
絵は江戸時代の設定ですが、ピアスや洋服など髪型なども現代風で、侍漫画といいながらもそこまで時代劇のように畏まったりはしていません。後半、敵キャラクターがあまりにも増え過ぎて訳がわからなくなったりしますが、様々などんでん返しがあり楽しめるストーリーです。
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