何度も
ついつい観てしまう作品です。
クラウス・キンスキーのキタナいオヤジっぷりがなんとも言えず癖になってるのかなぁ
基本的に娼館の物語なので肌色率高め、セクシャルなシーンも多め、なのですが、女優陣の肌の美しいこと!眼福です
陰部のボカシ(仕方ないのだけど)がなかなかシュールになってしまっているのは残念。
仕方ないのですけどね
娼館の女将であるマダムは若き日のピーターさんが好演。
娼館内の変態グッズの造形も手が込んでいて興味深く、キーアイテムも多数。
現在ジブリで活躍する種田洋平氏も若手スタッフとして入っていたそうな。
特徴的な人物が多い中、虚構の中でしか生きていけない娼婦が印象的。
ドラマの中でしか生きられず、プレイも撮影の段取りをしないとなかなかできない。
テラヤマの作品「レミング」に通じる人物造形がありぞわぞわしました。
彼女の死→「虚構」の死 とするならば、そこからのO嬢の展開は「意志」「自我」「現実」の目覚めとして必然だったのかも。
この作品に限らずテラヤマ作品では全員がどうにも棒読みチックなのだが、棒読み故に脳内で言葉が反芻する。
テラヤマがやりたかったことは、はたして、映画一本撮ることだったのか、鑑賞者にことばを植えつけることだったのか……
そんなことを勘ぐってしまう作品です
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