バブルのいい女
林真理子らしい一気に読める作品。
バブル体験者ではないので、現代との常識や金銭感覚、世の中の様子差がとって新鮮で面白かったです。
この時代のいい女は、こういう風にもてなされて、こんな生活を送ってたんだなと羨ましくなりました(笑)
ヨーロッパ旅行にファーストクラスで、お買い物は高級ブランド店でし放題なんて素敵すぎます(笑)
アッコちゃんは年齢を重ねてからもさっぱりとした美魔女風で好感的。反感が多そうな、自由奔放な生き方ですが、女性特有のしつこさがあまりなく本当にかっこいいです。林真理子は本当に綺麗な女性の描写が上手ですね。見ていて楽しかったです。
バブル期あっこちゃんみたいにはいかなくても、一万円札でタクシーをとめる世界を体験してみたかった(笑)この小説はそんなバブル時期を疑似体験をさせてくれような感じでした(笑)
読んでいてアッコちゃんの人生最後はどうなるのか、絶世の美女にも落ち目がくるのか、とハラハラしてましたが子供もいて素敵な女性になり変わらず自由人でほっとしました。いつのまにかアッコちゃんのファンみたいに感情移入してました(笑)
バブルの自慢ばなし的な嫌みっぽさもなく、読み終わって素直に面白かった〜となるさすが林真理子!!な小説でした。
- あなたも感想を書いてみませんか?
- レビューンは、作品についての理解を深めることをコンセプトとしたレビューサイトです。
コンテンツをもっと楽しむための考察レビューを書けるレビュアーを大歓迎しています。 - 会員登録して感想を書く(無料)