人の落ち込んだり、向き合いたくない部分をさらりと漫画にしてしまいましたか!
昔のよき時代の様子を鮮明に描いてある
昔は普通だった風景を周りの景気の美しさを描いているように思えます。洗濯機が壊れたから、川で洗濯をします。そこで使っている洗剤が気になって、レシーブ洗剤で検索してみました。まったく一緒の洗剤は出ませんでしたが、自然にやさしい100%天然成分のものが出てきました。私たちの洗濯洗剤もこうやって川へ海へ流されていきます。やさしい成分の物を使いたいと思いました。それを強調したかったから、主人公は直接川に洗濯へ行ったのではないかなと思います。お風呂も薪で沸かさないといけない暮らしをしていたつぐみのお祖母さん。昔のよき時代のまだお風呂も薪で沸かしていた時代。西先生は40代ぐらいの人なのかなと思いました。この時代を懐かしく振り返っている様子だったので、多分実家かお祖母ちゃんの家がこんな感じだったのかなと思います。西先生、鹿児島県指宿市出身ということは温泉地で有名な地ですね。この作品がどこで描かれたのかは不明ですが、四季の美しい場所で描かれたのかなと思いました。
海江田役、豊川悦司さん!
娚の一生は映画化もされました。海江田役が豊川悦司さん!つぐみ役が榮倉奈々さんでした。自然な流れになるように少し原作と違いましたが、映画は映画ですごくよかったです。どういう風に海江田さんに心が動くのかが細やかに丁寧に短い時間のなかで書かれていたと思います。最初はこの人ではないと思っていた。もう恋愛はしないと思っていたのに、人って生きている限り、心が揺れ動く生き物なのです。つぐみは結構強気な女性で、コミックほど下を向いていないように感じました。でも、泣きたい夜もあって泣いてしまう。コミックのつぐみを演じるのには若いのかな。もっと30代の女優さんを使ってほしかったなとも思いました。でも、このつぐみはつぐみで新鮮な感じがしました。ごめんなさいもありがとうも言えない。本当に不器用な性格の人なのだなと、美人なのに損をしている人なんだなと言うことがよく伝わりました。海江田さんは、はまり役だったのではないかなと思いました。最初はこんな人は嫌だと思っていたのに、ちょっとお茶目なところがあったりするところがすごく魅力的に映りました。最後の方でいっぱい手紙がきたのに「まことからや」って顔して、他の手紙は全部自転車のかごに放り込んでしまいます。その表情がすごく驚かしてやろっていういたずらな男の子そのものです。うわー、かっこいい。ちょっとした表情や仕草がいいですね。海江田さんは、報われない恋をしていた。一生に一度の恋だったはずのつぐみのお祖母さんとの関係。しかし、本当に人生って何があるのかわからないものだなと思います。
不倫とはかっこいいものではなく、自分の醜い感情と向き合うことになる
「その髪の長さでは美容院もそうそういかへんのと違う?君そこそこきれいやのに手入れしてへんな。そのままではオバサンの姿をしたオッサンになってしまうで?女子大におったから女のパターンは知り尽くしてるんや。君みたいな子いっぱい見たわ」海江田氏は、容赦ない男です。でも、言葉に嘘がない相手は安心してつき合うことができます。さんざん男性で失敗を繰り返してきたつぐみ。周りに独身男性がいっぱいいたのになぜつきあうのが妻帯者ばっかりだったのか。彼女が魅力的に感じる男性が妻帯者だったのか。結構つぐみは美人なので、黙っていても男が寄ってくるタイプだったのか。妻帯者とつきあっていいことは何もありません。奥さんと別れてくれるわけでもなく、ずっと言い訳をされてつきあう期間を延ばされるだけです。青春を無駄に使ってしまいます。好きなのに手が届かないから、人はさらに手を伸ばそうとするのかもしれないです。そこで思うものって、醜い自分の感情とガチで向き合うことになるので、そこも辛いです。あとで考えると、なぜこんな人とと疑問に思ってしまうから、時の流れって不思議です。人を癒す力があります。恋愛がこりごりと思っていた人にもまた活力を戻してくれます。
御社一美女のはずなのに足を開いて座っている二人
「御社一の美女ふたりに一番前の席にお座り頂きました」と言っていますが、美女二人は一番前なのにもかかわらず、足を開いて座っています。一番前だと、これがすごく目立つんです。リラックスして聴いているのはわかりますが、オバサンの恰好をしたオジサン化しているのが少しわかります。本当に気をつけないといけないとはわかっていても人は少しリラックスすると、膝が開いてしまうので、男性のように女性は気を抜いては座れないのです。お化粧も気を抜くと、年齢相当になってしまうので、本当に気をつけないと30代からお肌の曲がり角がきて、まだまだすっぴんでもいけますが、40代になるときちんとお化粧をしないと本当に老けて見えてしまいます。年齢相当かそれ以上に見られてしまうのです。あまり極端な体重の増減も30代からはやめた方がいいです。首による皺が違います。あまり増減ない人は40代でも極端に皺がよりにくいかなと思います。体の負担が違うと思うのです。筋力も落ちてきますので、中年太りはこの筋力が落ちたときから始まります。エレベーター、エスカレーターをやめて階段にするだけで全然違ってきます。本当に体力が落ちたというときは、自分の筋力に少し負荷をかけるだけで違うみたいです。西先生の娚の一生、150万部突破の作品だけあっておもしろいのですが「君は自分を大事にしなさすぎや」「君つまらんわ」容赦ない言葉は、30代後半女性にはつらいです。そつがなくて、人前で決して泣かないような不器用な女性が主役として描かれています。めんどくさい女です。海江田さんでなくていけなかったのは、こんなめんどくさい人の相手は結構上の男性でないと無理かもしれません。ぎゃーおじさん系や。苦手と思ったけど、なんとなくこの人でないとつぐみは結婚できなかったです。30代にしてはあまり擦れた感じのしないつぐみにいい印象は持ちますが、流されやすいタイプなのかなとも思いました。好き嫌いは分かれてしまいそう。でも、途中でやめないでラストまで読むとよかったなという印象を受けます。
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