下ネタ多めな改変おとぎ話ギャグ漫画 - 僕のおじいちゃんが変な話する!の感想

この作品は漫画が読めるとあるスマホアプリで知り、はまった作品です。おとぎ話を改変しまくったギャグストーリーは毎回気になって読んでしまう魅力があります。ちょいちょい下ネタをはさみ、予測できないぶっとんだ設定や展開が読んでいて飽きません。下ネタが嫌いな男はあまりいないはず。一寸法師の回ではアンドロイド版に規制がかかったほど、毎回毎夜、おじいちゃんの読み聞かせに対する、孫の適格で鋭い突っ込みが光ります。小学生にこんなの聞かされたら、余計頭がさえてしまうでしょうね。作画はかわいくて、コロコロに乗ってそうな作品ですが、完全に騙されました。絵はうまくないけど、魅力的な絵だと思います。作画が荒いのは「あえて」のことのようですね。「作画のアラ探しも尾この漫画の楽しみの一つです」と公言してらっしゃるとおり、見るたび新たな発見があります。コミックスでも「あえて」修正しない潔さもよし。コマ割りはちょっと見にくいかもしれません。でも、作者が楽しんで描かれているなぁということは伝わってきますね。

総括すると、おとぎ話の登場人物を社会の荒波に放り込んだような、いい意味でひどい作品です。きっと作者の社会経験がふんだんにもりこまれているのでしょう。作者の苦労が透けて見えるようです…