設定がぶっ飛びすぎている漫画 - 特攻の拓の感想

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漫画レビュー数 3,136件

特攻の拓

4.004.00
画力
3.50
ストーリー
4.25
キャラクター
4.25
設定
3.50
演出
4.00
感想数
2
読んだ人
3

設定がぶっ飛びすぎている漫画

3.53.5
画力
2.5
ストーリー
3.5
キャラクター
4.0
設定
2.5
演出
3.0

いい意味で昭和のヤンキーを表現した漫画だと思う。キャラクターの書き方がすごく雑なときがあるのに対して、バイクへのこだわりが終始見受けられることろが作画担当のバイクへの愛をとても感じる。個人的にはキャラでは風神雷神と天羽が好きで、特攻の拓好きには死んでしまった部分もあり天羽ファンが多いはず。なぜか最近でもコンビニの棚に復刻版が並んでいるところを見ると作品自体もまた読みたいというコアなファンが多いと思う。作中の風神雷神と言えばバイクを片手で持ったりなど、ぶっ飛んだ設定が多かったけれど拓ちゃん以外のキャラの中では天羽含め情があついキャラなので好きだった。マー坊の挽肉発言をはじめなんとも独創的な設定やセリフが多い、今では確実に紙面にのらないだろう漫画だけれども、同じころの原作者の作品はいつも似たような言い回しや設定が多いのできっと定着ファンへのサービスで1,2倍盛りくらいでキャラを作っているのではないかと思う。同原作者の作品では永遠の詩がやや女性向けのイラストで異色だが、古くて汚いイラストで見る所作品と、女性らしいイラストでみる所作品の比較には参考になると思われる。平成生まれのヤンキーに聞いたところ作品を全巻持っていて回し読みしていると言われたことがとても衝撃的だった、ヤンキーの教科書的な存在なのかもしれない。

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他のレビュアーの感想・評価

この時代の不良で知らない人はいない漫画

当時の不良のバイブルこの漫画の面白いところはとにかくキャラ設定が完璧なところです。まず、主人公の拓が本当は、頭の良い高校に行こうと受験をしたら、ありえないことに、同じ名前の私立の高校に入学してしまうところ。そして、拓に会う人会う人みんな当時でいうツッパリと言えば良いでしょう。わかりやすいヤンキーが絡んで来て、拓が真面目すぎて、逆に「こいつタダモノじゃない」となり始める部分は本当に当時不良ではない僕には新鮮でした。不良漫画なのに、不良に憧れたり不良じゃない真面目な人ほどこの漫画は夢中になったと思います。最初の方は、ほんと鳴神 秀人に出会い、不良のスタートラインに立つ主人公ですが、そこから、間違って入学した私立聖蘭高校。しかし、そこには、とんでもない不良ばかり在籍していて、真面目な主人公拓が、その中で学校生活して行く様は、本当にギャグです。この時代の背景にはリアルタイムで、ボンタンや短ランや...この感想を読む

4.54.5
  • GANKGANK
  • 708view
  • 2045文字
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