設定がぶっ飛びすぎている漫画
いい意味で昭和のヤンキーを表現した漫画だと思う。キャラクターの書き方がすごく雑なときがあるのに対して、バイクへのこだわりが終始見受けられることろが作画担当のバイクへの愛をとても感じる。個人的にはキャラでは風神雷神と天羽が好きで、特攻の拓好きには死んでしまった部分もあり天羽ファンが多いはず。なぜか最近でもコンビニの棚に復刻版が並んでいるところを見ると作品自体もまた読みたいというコアなファンが多いと思う。作中の風神雷神と言えばバイクを片手で持ったりなど、ぶっ飛んだ設定が多かったけれど拓ちゃん以外のキャラの中では天羽含め情があついキャラなので好きだった。マー坊の挽肉発言をはじめなんとも独創的な設定やセリフが多い、今では確実に紙面にのらないだろう漫画だけれども、同じころの原作者の作品はいつも似たような言い回しや設定が多いのできっと定着ファンへのサービスで1,2倍盛りくらいでキャラを作っているのではないかと思う。同原作者の作品では永遠の詩がやや女性向けのイラストで異色だが、古くて汚いイラストで見る所作品と、女性らしいイラストでみる所作品の比較には参考になると思われる。平成生まれのヤンキーに聞いたところ作品を全巻持っていて回し読みしていると言われたことがとても衝撃的だった、ヤンキーの教科書的な存在なのかもしれない。
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