素晴らしい演技 - ドン★キホーテの感想

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ドン★キホーテ

4.154.15
映像
3.90
脚本
4.00
キャスト
4.00
音楽
3.65
演出
4.25
感想数
2
観た人
5

素晴らしい演技

4.54.5
映像
4.5
脚本
4.5
キャスト
5.0
音楽
4.0
演出
4.5

2011年日本テレビ系土曜ドラマ

主演は松田翔太、高橋克実

児童相談所で働く青年、城田正孝(松田翔太)と任侠集団の組長、鮫島仁(高橋克実)が体はそのまま、魂が入れ替わってしまうことから始まるコメディータッチのテレビドラマ。

ゴールデン枠連ドラ初主演の松田翔太がとてもいい。城田の気弱で草食系そのものの演技と、鮫島に入れ替わった時の、おおざっぱで態度デカイ野蛮なまでもな演技とのギャップが実におもしろい。大げさなのに、とても自然で、かつ迫ってくる演技を魅せる。このドラマは松田翔太の演技を見るだけで、価値がある。それくらいに演技のすばらしさでドラマを引っ張っている。

また、コメディーながらにどこか人間味あふれる物語となっているので、安心して観れる。テンポもよく次の回が観たい欲求にさらされること間違いなしだ。大笑いしたい、ストレス解消したいときにいい。

児童相談所所長、水盛ミネコ演じる、小林聡美や、万引きを繰り返す不良少、松浦幸子女演じる成海璃子といった脇もとてもいい味を出している。

小林演じる水盛の器が大きく優しく見守る雰囲気が心地いい。

成海は松浦の強がりつつも傷を抱えた様子を絶妙に演じている。

役者陣の素晴らしい演技が堪能できるドラマといえる。


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他のレビュアーの感想・評価

正義はどこにあるのか?

現代のドン・キホーテ現るこの作品には二人の主要人物の掛け合いが見どころの一つといえるだろう。作品のタイトルは、スペインの作家であるミゲル・デ・セルバンテスの小説である『ドン・キホーテ』をモデルとしているという。小説の中の主人公であるドン・キホーテ・デ・ラ・マンチャ は、騎士道物語に耽ってしまったが故に、現実と物語の区別がつかなくなってしまったのだが、ドン★キホーテの主要人物である新人・児童福祉司の城田もまた、福祉司としての信念から現実と理想とを行き来するまさに現在のドン・キホーテとも言えるだろう。そして、もう一人の主要人物である任侠集団の親分である鯖島は、インテリ・理論派である城田とはタイプが違う武闘派であるが、時に城田の仕事に対して一役買うなどの手柄をあげたり、思わぬひらめきで城田をアシストする存在ともいえ、小説『ドン・キホーテ』における無学だが、機知にとんだ言い回しをしてドン・キホー...この感想を読む

3.83.8
  • 玄
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  • 2070文字
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