新しい恋にむかうヒロインの心境
主人公の五代くんと五代くんの住む一刻館に新しく管理人として来る、響子さんの恋愛物語。
死別した夫が忘れられず、犬に夫の名前をつけ可愛がる響子さん。
五代くんが最初からアプローチをかけても無視しつづけるが、だんだんと五代くんに興味を持つ。
五代くんが女の子とデートしている現場を見れば、興味がないでるのでご自由にと口では言うが、本当はヤキモチを妬いていて、五代くんに対して不機嫌な態度をとる響子さんが可愛すぎます。
ヤキモチが抑えられず、女の子と同じ行動をとって、五代くんを驚かせる場面も良い。
話が進むにつれて行動が可愛くなっていく響子さん。たまりません。
五代くんは、最初から最後まであまり変わりませんが、響子さんにプロポーズする時や死別の夫のお墓の前で、響子さんを貰います。という挨拶をする五代くんはかっこいい。キメル時はキメテくれます。
そんなギャップに響子さんの心が動いたのも納得です。
作者の高橋留美子先生の作品で戦闘が無く、恋愛メインの作品はこの作品だけなのではないかと思います。
先生の作品で、このめぞん一刻が一番好きです。
五代くんと響子さんだけではなく、他のキャラクターも良い味を出しているので、何回読み直しても、読み出したらとまらない作品です。
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