ドラクエファン必見 - 勇者ヨシヒコと魔王の城の感想

勇者ヨシヒコとタイトルがつけてありますが、元ネタはドラクエです。

列をなして壺を割っているシーンが所々に見られます。

敵はもちろんスライム。また、このスライムが驚くほど雑。段ボールで子供が作ったのではないかと思えるくらいに。

キャストにお金を掛けたのか全体を見ても雑なところが目立ちます。

これが逆にいい味を出していて見ていてクスっと笑えてきます。

主人公ヨシヒコが天然でお人よし、それを突っ込むメレブ役のムロツヨシがいい味を出しています。

このメレブ魔法使いなのですが、全く役に立たない呪文しか使えないので戦力外です。

お話が始まる前に仏（佐藤二郎）がお告げをするのですが、本来であれば手に入れるアイテムや進むべき場所を告げなければいけないのに告げません。何のためにいるのかはよく分かりませんがここから物語が毎週始まります。お告げも雑です。

旬なお笑い芸人と有名俳優が脇役として出演しているので見ていて飽きません。なかなか他のドラマでは味わえないキャストの融合が見られます。そしてみなさん割と雑魚キャラです。普段拝見できない役どころです。

このお話しの趣旨は疫病に効く薬草を探すことと、ヨシヒコの父テルヒコを探すお話しなのですが、脱線しすぎていて肝心なところは適当に解決しています。テルヒコはあっという間に見つかり5分ほどでテルヒコのお話しは終わります。ここが大切なのに？と思いますがこれがこのドラマのスタイルなんです。

このドラマを真面目に観るのはやめておいたほうがいいと思います。感動やトキメキなどは味わえません。ストーリーに期待はしないでください。

真面目にここまでボケているドラマはそうないと思います。見応えはありませんが、暇つぶしにはもってこいのドラマです。