青春を思い出す - 星の瞳のシルエット の感想

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星の瞳のシルエット

4.834.83
画力
4.67
ストーリー
5.00
キャラクター
4.83
設定
4.67
演出
4.83
感想数
3
読んだ人
4

青春を思い出す

5.05.0
画力
4.5
ストーリー
5.0
キャラクター
5.0
設定
5.0
演出
5.0

主人公香澄の中学〜高校時代の恋愛・友情を描いた作品です。

私は中学生の時にこの作品に出会いました。その時すでに連載終了から15年ほど経っていて、最初は古くさい印象を持ちながら読み始めました。しかし、主人公やその他の登場人物に魅力を感じ、物語にのめり込みました。ザ・少女漫画という感じの作品だと思います。

香澄は可愛くて真面目で友達思いの女の子です。そんな彼女は、中学生の私にとって憧れの主人公でした。

私もこんな学生時代を送れたらと思いながら、読んでいました。自分達で作ったクッキングクラブ、好きな彼を交えたテスト勉強会、女友達とのパジャマパーティーなど…。もちろん、主人公やその他のキャラクターにも楽しい事ばかりでなく恋愛・友情において悲しく辛い出来事も沢山おこります。主人公の真面目さ・優しさが裏目にでてて、歯がゆい場面も多いです。

子供から大人への成長途中の彼らが、それぞれ困難を乗り越えていく姿にも心が打たれます。

アラサーになった今でも、ふと思い出して、何度でも読みたくなる作品です。

スマホやインターネットのない時代の作品なので、ラジオを通したメッセージのやり取りなどもあり、今の若い女の子が読んだら、逆に新鮮なのではと思います。

いつか娘が出来たら、一緒に読んで楽しみたいです。

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他のレビュアーの感想・評価

古風な少女漫画。昼ドラのようなストーリーが癖になる。

表現が古風な昭和の少女漫画おそらく平成の若者がこの作品を読んだら、なんてくさいセリフの古臭い少女漫画なんだろうと思ってしまうだろう。主人公香澄の酔いしれたポエムのようなモノローグが、気恥ずかしくて、実際こんなこと考えている中学生はいないと思う人も多いと察する。しかし、この作品はヒットしていた昭和60年代では、それが当たり前の少女漫画の在り方だった。ただ、それが理解できているはずの当時雑誌「りぼん」で連載を読んでいた私ですら、今読み返すと照れくさい表現ばかりで、自分はこんなこと考える中学生じゃなかったと感じる。夢見る少女という意味では、この作品の表現はぴったりなので、当時の女の子にはどこかこういうロマンチックな一面に憧れたり、そういう感傷にひたることもあったのだと思う。そういう意味ではとても懐かしさを感じる少女漫画である。時代や風俗にも、当時ならではを強く感じる作品当時池野恋氏の「ときめき...この感想を読む

4.54.5
  • tamamatamama
  • 378view
  • 1144文字
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