大切なのはいつわりのやさしさじゃない誠意をもつことなんだ
沢渡香澄
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星の瞳のシルエットは、集英社発行のりぼんにて、1985年12月号から1989年5月号に連載された、柊あおい原作の少女漫画である。集英社からは、りぼんマスコットコミックス全10巻、文庫版全6巻、フェアベルからは、フェアベルコミックス版全7巻、フェアベルコミックスクラシコ新装豪華版全5巻が刊行されている。関連商品としては、1987年にワーナーパイオニアからイメージアルバムが発売されている。 主人公の沢渡香澄は、幼いころに出会った初恋の相手である「すすき野原の男の子」からもらった「星のかけら」をとても大切にしている。ある日、友人の真理子に弓道部の久住を好きだと打ち明けられるのだが、香澄自身も徐々に久住に惹かれていくというストーリー。 連載中に付録として掲載された「お稲荷さん大パニック」、連載終了後に、主人公たちのの大学生になった姿を描いた「ENGAGE」、「ENGAGE II」という3本の番外編がある。
表現が古風な昭和の少女漫画おそらく平成の若者がこの作品を読んだら、なんてくさいセリフの古臭い少女漫画なんだろうと思ってしまうだろう。主人公香澄の酔いしれたポエムのようなモノローグが、気恥ずかしくて、実際こんなこと考えている中学生はいないと思う人も多いと察する。しかし、この作品はヒットしていた昭和60年代では、それが当たり前の少女漫画の在り方だった。ただ、それが理解できているはずの当時雑誌「りぼん」で連載を読んでいた私ですら、今読み返すと照れくさい表現ばかりで、自分はこんなこと考える中学生じゃなかったと感じる。夢見る少女という意味では、この作品の表現はぴったりなので、当時の女の子にはどこかこういうロマンチックな一面に憧れたり、そういう感傷にひたることもあったのだと思う。そういう意味ではとても懐かしさを感じる少女漫画である。時代や風俗にも、当時ならではを強く感じる作品当時池野恋氏の「ときめき...この感想を読む
主人公香澄の中学〜高校時代の恋愛・友情を描いた作品です。私は中学生の時にこの作品に出会いました。その時すでに連載終了から15年ほど経っていて、最初は古くさい印象を持ちながら読み始めました。しかし、主人公やその他の登場人物に魅力を感じ、物語にのめり込みました。ザ・少女漫画という感じの作品だと思います。香澄は可愛くて真面目で友達思いの女の子です。そんな彼女は、中学生の私にとって憧れの主人公でした。私もこんな学生時代を送れたらと思いながら、読んでいました。自分達で作ったクッキングクラブ、好きな彼を交えたテスト勉強会、女友達とのパジャマパーティーなど…。もちろん、主人公やその他のキャラクターにも楽しい事ばかりでなく恋愛・友情において悲しく辛い出来事も沢山おこります。主人公の真面目さ・優しさが裏目にでてて、歯がゆい場面も多いです。子供から大人への成長途中の彼らが、それぞれ困難を乗り越えていく姿にも...この感想を読む
私の中で、キングオブ少女マンガかもしれません。友達に譲ってしまう時もあるんですが、最終的には一途な想いが叶うストーリーが好きです。仲良しの友達が居て、好きな男の子が居て、その男の子はずっと昔に少しだけ関わりがあって、思い出があって、それって何だか良いなぁと小学生の時思いました。弓道部がある中学校って良いなぁと思いました。部活として武道があるのがカッコイイと当時は感じていました。女子が3人集まって、料理部みたいなのを作ってしまう行動力も良いし、これはちょっと昔の少女マンガです。雰囲気が良いです。意中の男の子は星が好きで、弓道ができて頭も良くて、何だかパーフェクトですが、そこがまた昔らしくて良い感じだと思います。この作品を好きな人は多そうです。
よみがな:さわたり かすみ 生年月日:5月18日 血液型:O型 身長:155cm 体重:46kg 星座:おうし座 性別:女 国籍:日本 性格:性格は優しく、人を傷つけたくないと思うがゆえに肝心なことほど言わない。自分が了としない事は絶対にしない頑固さでもある。何かあっても自分の中でばかり解決しようとしてなかなか友達に...
よみがな:いずみさき 生年月日:1月29日 血液型:AB型 身長:160cm 体重:49kg 性別:女性 国籍:日本 性格:強情な性格 特徴:丸メガネでショートカット 将来の夢:弁護士
よみがな:くずみさとし 生年月日:12月3日 身長:170cm 体重:61kg 性別:男性 国籍:日本 性格:お金でものを頼まれると断れない性格 特徴:所帯じみた中高生らしからぬ言動や要望が多い 好きな食べ物:メロンパン ラジオネーム:すすき野原の男の子
沢渡香澄
香澄が、自らついた嘘を謝るために、親友の真理子の元へ向かう。その時の心の声。
久住智史
河原で香澄とツクシを摘みながら、5年前に亡くなった母親について語っている時のセリフ。
久住孝史
息子の智から、全自動洗濯機を買ってくれと言われた時のセリフ。